株式・投信

七転び八起き

取引活発な銘柄狙う 夏はお休み

2017/8/7

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はいたふさん(55) 大手電機メーカーを退職後、自営業に転身し株式投資を本格化。過去の相場の解釈には興味はないのでほとんど見聞きしない。

■1997~2000年

いたふさん わからなければ、投資をやらなければいい

 大手電機メーカーに勤めていたが、山一証券が自主廃業し、将来不安を感じるように。そんな中でも良い企業は生き残るだろうと思い株式投資を始めた。ウィンドウズ95のブームを目の当たりにし、ソフトバンク(9984)に投資。当時契約したインターネットプロバイダーが「ニフティ」で、富士通(6702)株も買った。ソフトバンクは約3000円で買い、ITバブルがはじける前に10万円で売ったので大もうけしたが、富士通は売るタイミングを逃して損した。このころの株の運用資産は100万円程度だった。

■11年~

 東日本大震災で原子力関連企業に危うさを感じ、東芝(6502)株などを売却した。当時の民主党政権にも不満があったので政権交代が進みそうなタイミングで、割安なみずほフィナンシャルグループ(8411)など金融株、円安期待でトヨタ自動車(7203)株などを購入。並行して毎月分配型投資信託なども買い、運用資産は600万円くらいまで増えた。個別銘柄も最大で20銘柄ぐらいまで増やした。

■17年~

 個別銘柄の管理に疲れ保有数を減らした。現在は夢真ホールディングス(2362)、黒田精工(7726)など5~6銘柄くらい。銘柄選定は電気自動車などのテーマ株を見るほか、売買代金ランキングなどをチェック。良い銘柄でも中小型株は売買代金がなければ低迷したままで終わることもあり、取引が活発な銘柄を狙う。夢真などは高値から少し安くなって買い、そこからさらに下がった。ナンピン買いを続けていたら株価が持ち直し、最近収支トントンまで戻ってきた。

 今年8月は相場の分岐点かもしれない。毎年夏は相場が下落傾向にあり、西暦下1桁が7の年は荒れるとの指摘がある。現在の保有株の資産は約500万、投資に振り向けられる現金は約2000万円あるが、先行きがよくわからない時は、やらなければいい。休むも相場だ。

[日経ヴェリタス2017年7月30日付]

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