マネーコラム

ヴェリーが答えます

仮想通貨、世界に800種類 個人間送金が安く手軽に

2017/8/8

「仮想通貨とはどのようなものなのか、分かりやすく教えてください」(東京都、60代女性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 目に見える紙幣や硬貨と異なり、インターネット上で売買するお金のことを呼びます。中央銀行などが発行する法定通貨と違い、管理者がいないのが特徴です。現在、世界には800種類の仮想通貨があるとされています。

 仮想通貨の代表例がビットコインです。2009年に誕生し、「サトシ・ナカモト」という人物が考案したとされています。取引するには取引所で口座をつくり、円やドルを元手に売買します。価格が年初から2倍以上に急騰したため、多くの投資家から注目を集めました。

 仮想通貨のメリットのひとつが、個人間での送金が簡単にできる点です。銀行を経由せずにスマートフォンなどを使って、安い手数料で少額決済や国際送金が可能です。値動きばかりが注目されがちですが、本来は決済手段としての発展を期待されているのです。

 ビットコインを巡っては「分裂騒動」が起きています。通貨の規格について、業界関係者の間で意見が対立したためです。混乱を避けるため、一部の取引所では入出金を止めるなどの対応に追われました。8月1日に向けて、まだ分裂の恐れが残るため注意が必要です。ただこれはビットコインだけの問題ではなく、仮想通貨に特有の問題といえそうです。

 最近では仮想通貨を使った資金調達も登場しています。新規仮想通貨公開(ICO)と呼ばれ、独自に仮想通貨を発行して販売する仕組みです。

 仮想通貨そのものの問題ではありませんが、通貨を悪用した詐欺事件もあるので注意しましょう。実際に利用する際には、業者の見極めも大切です。

[日経ヴェリタス2017年7月30日付]

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