検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

40歳・高校教師 肉食女子の「一生独身」宣言

[増山晴美さん(仮名) 第1回]

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

「心はいつまでも15歳。大人になりきれない未熟な人間です。男性と遊ぶのは好きですが、結婚生活は想像もできません。誰かを支えてあげたいという気持ちが私には欠けています。だから、一人で生きていくつもりです」

きちんと働いて自立している30代、40代の独身女性を訪ね歩き、恋愛と結婚について語り合う本連載。やや過激な独身主義宣言をするのは、関東地方にある共学の私立高校で教師をしている増山晴美さん(仮名、40歳)です。

「これからの世の中には一人世帯が増えるし、高齢者のシェアハウスも充実するでしょう。最終的にはスイスにある尊厳死団体のお世話になることもできます。安心です!」

晴美さんは黒のノースリーブワンピースがよく似合い、知的で活動的な雰囲気を漂わせる美人です。東京・丸の内にある中華料理店でランチをご一緒にしながら話を聞きました。

晴美さんは「未熟な人間」と謙遜していますが、よくいえば「変に老成&停滞はしていない」ともいえます。仕事にも遊びにも前向き。高校教師という仕事は適職のようです。

「私は子どもが苦手なので、小中学校の教員になることには興味がありませんでした。高校はいいですよ。知識は私のほうがあったとしても、精神年齢は私より大人の子が多いですから(笑)。私が失恋をして元気がなかったとき、いつもはにぎやかなクラスが静まり返っていました。私の気持ちを察してくれたんですね。それでまた悲しくなっちゃったり……。夕方、エクレアを差し入れてくれた優しい女の子までいました」

女子生徒からは妹のように扱われることもある晴美さん。でも、相性がいいのはやんちゃな男子生徒です。たばこを吸ったり無断で早退したりするような不良を拳で殴ったこともあります。無茶苦茶な女性教師ですね……。

「そんな子に限って、卒業式には号泣するんですよ。すごくかわいいです。でも、最近の生徒は元気がないなあ。親に守られすぎて、元気までなくなっている気がします」

バイトのホステスから途上国へ 恋愛は激情タイプ

晴美さん自身は元気いっぱいの10代20代を過ごしてきました。海外旅行の費用をためることが目的で、大学在学中から銀座のクラブでホステスとしてアルバイトをしていたそうです。

「某大企業の御用達のような会員制クラブで、お客さんはみんな紳士的でした。部活みたいなノリで遊んでいましたね。常連さんとはプライベートでも仲良くしていましたが、一対一では会わないようにしていました。食事に誘われたら、後輩の女の子も連れて行けばいいんです。男性としても、女の子が増える分にはうれしいですよね」

教員免許は取得していたものの、卒業後すぐに就職するつもりはなかった晴美さん。そのまま銀座で働き続け、24歳のときに単身、発展途上国に渡ります。日本語学校の教員が足りないと誘われたのがきっかけです。

「数カ月間のつもりが3年も滞在してしまいました。人も食べ物もよくて居心地がよかったからです。現地の言葉を覚えたらますます楽しくなりました」

生命力の強さを感じるエピソードですね。こんな先生が教えてくれたら授業も眠くならずに済みそうです。

帰国後、現在の高校に就職した晴美さん。20代後半は今以上に「激情型」の恋愛をしていたと振り返ります。当時は、3歳上の恋人、秀行さん(仮名)に夢中でした。

「妹に紹介してもらった編集者でした。私は『B専』といわれるほど、相手の見た目にはこだわりません。生き生きと仕事をしている健康的な人なら好きになります。博識な秀行さんのことはとにかく好きすぎて、変なことばかりしていました。約束をすっぽかして困らせて、追いかけてもらおうとしたり……。そんなことをしたら『オレにはもう無理』と振られてしまったんです。ショックで1年間ぐらいは立ち直れませんでした」

まさに激情型ですね。秀行さんのほうにも子どもっぽいところがあり、「似た者同士」だったからこそ激しくひかれ合い、激しくぶつかってしまったのだと晴美さんは分析しています。そんな晴美さんに「自分とはまったく違う」男性との恋が訪れます。ちょうど30歳のときでした。続きはまた来週。

大宮冬洋
 フリーライター。1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに就職。1年後に退職、編集プロダクションを経て02年よりフリーに。著書に「30代未婚男」(共著/NHK出版)、「バブルの遺言」(廣済堂出版)、「私たち『ユニクロ154番店』で働いていました」(ぱる出版)など。電子書籍に「僕たちが結婚できない理由」(日経BP社)。読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京・愛知・大阪のいずれかで毎月開催中。
ライター大宮冬洋のホームページ http://omiyatoyo.com/

「キャリア女子ラブストーリー ~アラフォーからの恋愛論」バックナンバー

これまでの記事はこちらをご覧ください。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_