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ビール7人夏物語

最高のビールとは 「3つのC」求めるサッポロマンサッポロビールの武田悟季シニアマネージャー

2017/8/1

ビール7人夏物語

サッポロビールの武田悟季シニアマネージャー
サッポロビールの武田悟季シニアマネージャー

サッポロビールの武田悟季(42)にとって今年は最高に満足の夏だ。「サッポロの『黒ラベル』が好き」――。たったそれだけの理由で入社した。2015年から黒ラベルのブランド戦略を担当するシニアマネージャーとして前線で指揮を執る。一つ間違えば会社の経営を左右しかねない重責だ。国内市場のビール類のシェアは4位にとどまるが、サッポロホールディングス(HD)の尾賀真城社長も発泡酒や第三のビールではない「ビール回帰」を宣言。肩がぎっしりきしむほどの思いだが、味には強い自信がある。そんな思いで斬新なブランド戦略の構築に試行錯誤、「趣味のサーフィンはこの夏はお預け」だ。

パーフェクト黒ラベルは700店

50%未満――。「パーフェクトな『黒ラベル』が出せる飲食店試験」の合格率だ。ビールのつくり手側と売り手側の関係はなかなか微妙で、つくり手側が「こういうふうにお客さんに提供してもらいたい」と思う方法で出してくれる飲食店は実は少ない。

「うちの生ビール『黒ラベル』の出し方は完璧ですよ。是非、見てみてください」。申し出があった飲食店に抜き打ちで潜入、チェックしてみると、なかなかどうして……。合格点を出せない飲食店が半分以上だ。現時点でようやく全国で700店の飲食店が「パーフェクト黒ラベルの店」として認定できた程度だという。

「黒ラベルほどいいビールはない。もっともっと良い状態でお客さんに出してもらえれば、ファンはさらに増える」と武田は強調する。

■最高のビール 3つのC

武田に言わせれば、「最高の黒ラベルというのは3つの“C”が整っていること」だ。まず、1つ目のCは「Creamy(クリーミイ)」。泡はとにかくきめ細かくソフトクリームのように。そのためにビールを注ぎ方は重要だ。そっと傾け静かにやさしくそっとつぐ。もし、泡が粗くなりすぎたら、専用ナイフでばっさり削って専用の注ぎ口からクリーミイな泡を乗っける。生ジョッキの味はまず最初の一口。「ああ、おいしい」。そう思ってもらうには、とにかく最高の泡をビールの上にきちんと乗せることだ。

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