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7代目VWゴルフ 乗り心地向上、運転支援機能も改良

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日経トレンディネット

フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、7代目のゴルフを大幅改良して発売した。ハッチバック、ワゴンの「ヴァリアント」、そして、スポーツモデルの「GTI」と「R」という4種類に一気乗りしたレポートをお届けしたい。

今回4年ぶりに改良されたゴルフは2013年6月に日本で発売された7代目。モジュール式のプラットホーム「MQB(Modulare Querbaukasten)」を採用した第一弾で、輸入車初となる日本カーオブザイヤーを受賞したことでも知られている。

まず、今回の改良のポイントを振り返ってみよう。

外装デザインの変更

エクステリアの変更点は、前後バンパーとライト回りくらい。フロント部はバンパーにメッキモールが追加されたため、以前よりシャープな印象になった。フェンダーの奥まで切れ込んだ新形状のヘッドライトは一部のモデルを除きLED式となり、リアコンビネーションランプは全車でLED化。ライトユニットの形状は従来型と似ているが、灯火類のデザインは変更されている。

運転支援機能をアップグレード

7代目ゴルフには衝突被害軽減自動ブレーキの「Front Assist」、全車速対応のACC(Adaptive Cruise Control)、レーンキープアシストの「Lane Assist」などひと通りの安全装備がすでに設定されていたが、今回の改良により新たに渋滞追従支援システム「Traffic Assist」が導入された。これは0~60km/hの領域で前走車の追従走行と車線内維持を行う機能で、ストップ&ゴーの多い渋滞時に重宝する。またFront Assistには歩行者検知機能が加わり、人を検知した場合にも自動ブレーキが作動するようになった。

デジタルインターフェースの採用

コクピットのデジタル化が進んだのも改良の特徴で「Active Info Display」と呼ぶ全面が液晶モニターとなったメーターパネルを新採用。また標準装備となる純正インフォテイメントシステム「Composition Media」と、オプションの純正ナビゲーションシステム「Discover Pro」の画面サイズを拡大し、表示能力をアップ。さらに専用オンラインサービス「Volkswagen Car-Net」や、スマートフォンから「Discover Pro」を操作できるアプリの導入など、今どきの機能も追加されている。

GTIやRはパワートレインを改良

以上が主な変更点で、パワートレインや足回りなど、メカニズム的な改良については、スポーツモデルのGTIやRだけが公表されている。ハッチバックとワゴンのパワートレインなどは基本的には従来モデルと同じということらしい。

グレード構成は1.2Lターボエンジンを搭載する「トレンドライン」と「コンフォートライン」、1.4Lターボを搭載する「ハイライン」の3つが基本だ。ワゴンのヴァリアントはハッチバックよりも上位モデルと位置付けられており、トレンドラインの設定はなく、1.2Lターボの「コンフォートライン」、1.4Lターボの「ハイライン」と「Rライン」が用意され、前輪駆動のみ。また2.0Lターボに四輪駆動を組み合わせた高性能な「R」はハッチバックとヴァリアントに設定。このほかにワゴンベースのクロスオーバーモデルで1.8Lターボを搭載した四輪駆動の「オールトラック」と、スポーツモデルで2.0Lターボの「GTI」がある。

エンジン改良なしなのに乗り心地は向上

まずは、基本となるハッチバックとワゴンのヴァリアントに試乗した。グレードはともに上級グレードのハイライン。装備が充実しているゴルフの一番の売れ筋だ。

ドイツ車は、作りがしっかりしていて走りも良く、長時間乗っても疲れづらいことなどが特徴として挙げられることが多いが、実際に乗ってみるとゴルフはこうしたイメージそのままのクルマだ。若々しいデザインながら軽々しさはなく、操作系統も独特なものがほとんどないので、誰もが扱いやすいのも魅力だ。

VWによればエンジンや足回りなどは改良していないというが、改良版では乗り心地が良くなったと感じた。特に段差を超えたときの衝撃は以前よりソフトだ。電動パワーステアリングも以前のものよりスムーズに切れるようだ。

ハッチバックとワゴンのメカニズムや内装は同じ。ワゴンはラゲッジルームを拡大するために、ボディー後部が310mm長く、車重も約60kg重いのだが、走りに差があるかというとコーナーリング時にわずかにリアの長さと重さを感じることがあるくらい。基本的なドライブ特性は変わらない。どちらも最小回転半径は5.2mで、リアビューカメラが備わっているので、駐車時にワゴンの長さが気になるようなこともない。

純正ナビのスイッチ類が全廃

インフォテイメントシステムのComposition MediaにはCDプレーヤー、MP3/WMA再生、AM/FM、Bluetoothオーディオ/ハンズフリーフォンが含まれる。「Android Auto」と「Apple CarPlay」に対応しているので、音楽などを楽しむだけでなく、スマートフォンを接続すればナビ機能も利用できる。画面も6.5インチから8インチに拡大されているので、スマホナビで不足を感じない人は、純正のナビパッケージはつけなくてもいいかもしれない。

また純正ナビのDiscover Proは、8インチだったモニターサイズを9.2インチまで拡大し、メカニカルスイッチを全廃、基本操作はタッチスクリーンで行うようになった。画面が広くなり、ナビとオーディオ機能など複数の機能が表示できるようになったが、従来のように手探りで操作できなくなったのが痛いところ。非接触で操作できる「ジェスチャーコントロール」が加わったが、可能な操作はかなり限られており、実用的とは言いがたい。

純正ナビ、デジタルメーターパネルは高すぎる?

また純正ナビゲーションシステムのDiscover Proはパッケージオプションとなっており、、VICSワイド対応のSSDナビゲーションシステム、DVDプレーヤー、地デジTV、ETC2.0が装備される。税込み価格は22万6800円で、内容からすると妥当か、もしくはお得かもしれない。

ただ、これにDiscover Pro装着車に付けられるデジタルメーターパネルのActive Info Displayを含む「テクノロジーパッケージ」を加えると総額は40万円に達する。

たしかにActive Info Displayは多彩なメーター表示が可能で、ナビのマップをメーター内にそのまま表示でき、最小限の目線移動で地図上の走行位置とルートが確認できる。従来のメーターパネル内の簡易ナビより親切で、瞬時に自車位置がつかめるし、メーター表示そのものも見やすく先進性も感じるが、17万2800円を出してまで付けたいかと聞かれると個人的にはいらないと思う。

ゴルフGTI、ゴルフRは明らかに走りが良くなった

エンジン、パワートレインが改良されたスポーツモデル、ゴルフGTIとゴルフRにも試乗したが、どちらも改良前に比べて走りが歴然と良くなった。

ゴルフGTIはエンジンが改良されており、これまで限定仕様だった「ゴルフ GTI パフォーマンス」のエンジンチューニングが盛り込まれたようで、最高出力は10psアップし230psとなった。従来型よりも性能、キャラクターともにGTIらしさを強めたようだ。

一方のゴルフRは最高出力が30ps向上し310psに。四輪駆動で新開発の7速DSG(DCT:デュアルクラッチトランスミッション)を搭載し、走行性能を強化している。約550万円からとゴルフの最上級・高性能モデルらしく高価だが、Discover ProとActive Info Displayは標準装備となる。

以前はGTIが大人のスポーツカー、Rはヤンチャさを感じられる最強のゴルフだった。しかし今回の改良では、ヤンチャさはGTIのほうが強くなり、Rは性能をより高めながらも大人向けの味が濃くなったようだ。ただどちらも走行性能だけでなく乗り心地も改善され、走りの質感が高まっている。

ところで、実際に購入するときには、1.2Lエンジンのコンフォートラインか1.4Lエンジンのハイラインかで悩む人が多そうだ。ハッチバックで両モデルの価格差は46万円あるが、後方の検知機能などはコンフォートラインでは選べない。ただ基本的なものは、コンフォートラインにもほとんどついてはいる。やはり最大の違いはエンジン性能だ。街中や高速などでは1.2Lで十分でも、山道を走る機会が多かったり、荷物や人を多く載せて走ることが多かったりする人は、1.4Lを選んでおくほうが不満を感じることはないだろう。

(文・写真 大音安弘)

[日経トレンディネット 2017年7月14日付の記事を再構成]

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