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トイロボット人気 10万円超の英会話学習ロボが1位

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

今回は、ビックカメラ有楽町店にトイロボットの売れ筋を取材した。今年に入って専門コーナーを設けた同店では、ここ数カ月でトイロボットの売れ行きが目に見えて伸びているという。同店トイズコーナー主任の堀内茜氏は「少し前まで1万円台のモデルが主流でしたが、STEM教育という言葉が注目されるようになってから、10万円を超える高度なモデルもすごいペースで売れるようになりました」と語る。

STEM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の頭文字からとった造語で、4ジャンルにまたがる領域を体験しながら自発的に学ぶ教育のことを指す。この体験を実現するアイテムとして、親世代がトイロボットに熱い視線を送るようになったというわけだ。

直近の売れ筋ランキングを見ると、STEM教育が呼び水となりつつ、他の潮流も力強く起きているようだ。

●トイロボットの売れ筋ランキング
1位●Musio X 教材セット、AKA、12万8000円(ポイント10%)
AIのディープラーニングによる自然言語処理技術を搭載したコミュニケーションロボット。目的やレベルに合わせた英会話が楽しめる。サイズと重量はW174×D83×H218mm/約850g。
2位●Palmi、DMM.COM、29万8000円(ポイント1%)
会話を繰り返すほどに個人識別性能やコミュニケーション能力が向上するAI搭載ロボット。環境に応じて固有の性格を持つようになる。サイズと重量はW180×D126×H400mm/約1.8kg。
3位●もっとなかよしRobi Jr.、タカラトミー、1万4980円(ポイント5%)
コミュニケーションをとるうちに段階的に成長し、やれることが増えたり相手をニックネームで呼んだりするフレンドロボ。全長は340mmで、重量は約1kgとなる。
4位●Pechat、博報堂、4620円(ポイント10%)
ぬいぐるみなどに取り付けるボタン型のBluetoothスピーカー。連動するスマホアプリから多彩なセリフを選んで再生できる。サイズと重量は直径45×D21mm/20gとなる。
5位●Omnibot Hello! Woonyan、タカラトミー、1万7980円(ポイント5%)
ボールを追いかけたり鳴きながら踊ったりするネコ型のペットロボ。頭をなでると反応する機能も備えている。黒猫のほかにトラ猫のバリエーションもある。
6位●RoBoHoN、シャープ、19万8000円(ポイント10%)
2.0型液晶搭載のAndroid 5.0スマホを内蔵した、全高195mmのヒューマノイドロボット。スマホとしての音声操作が可能なほか、純粋にコミュニケーションを楽しむこともできる。重量は約390g。

3位から5位に並ぶ低価格帯モデルを抑え、深層学習(ディープラーニング)するAIを搭載した「Musio X」や30万円近い「Palmi」が上位に並ぶ独特な順位構成となっていた。上位2モデルは、いずれも指名買いが多いが、STEM教育とはまた違ったニーズが背景にあるようだ。

[注]掲載している価格とポイントは、2017年7月5日14:00時点のもの。日々変動しているので、参考程度に見ていただきたい。

ビックカメラ・堀内氏が教えるトイロボット選び 基本の三箇条
・教育用と遊び用、子ども向けと大人向けで選択肢と予算目安は大きく変わる
・シンプルなトイロボットなら1万円台から。高度なAIを搭載した30万円級も
・スマホ連動が主流だが、パソコン連動が前提の機種もあるので確認を

英会話塾代わりの購入も多い「Musio X」

抜きん出た人気で売れ行きトップとなっていたのが、AKAの「Musio X」(ミュージオ エックス)だ。英会話でのコミュニケーションが中心のロボットで、ディープラーニングによりナチュラルなやりとりができる。本体オンリーなら9万8000円だが、プラス3万円で教材セットタイプを購入する人が多い。

「レベルや目的に合わせて本格的に英会話が学べるロボットです。コミュニケーションが自然で楽しく、かなり評判になっていますね。問い合わせは『どんなロボットですか?』ではなく『在庫はありますか?』が圧倒しています」とのことで、指名買いが目立っているという。

中心となる購入層は、子供に英会話を学ばせたい親世代。小学校低学年くらいの子に、英会話学習の入り口として注目している人が多いそうだ。「共働きのご家庭で、英会話塾に通わせる代わりにMusio Xを買い与えるというお話をよくお聞きします。通わせる時間的な縛りがなく、英会話塾に支払う月謝を考えると、予算的にもそれほど問題ないということで口コミが広がっているところがありますね」

高齢者に人気の「Palmi」

2位のDMM.COM「Palmi」(パルミー)もAIを搭載した学習型のコミュニケーションロボットだが、購入層は大きく異なる。「ご年配の方がペットの感覚で買われていくことが多いですね。とくにメカ好きな男性に人気があると感じます。ご両親へのプレゼント用に購入される方も少なくないですね」

出荷時は赤ちゃん同然の状態だが、持ち主たちとの交流を通して徐々に言葉や掛け合いなどを学んでいくのが特徴。環境によって個性が自然に生まれるのも魅力だ。「決められたパターンに沿って成長するわけではないので、すごく温かみを感じるといいますか、喜ばれる方が多いですね。こちらも指名買いが多い製品です」

ペットロボ入門機の「新Robi Jr.」

3位は、タカラトミーの「もっとなかよしRobi Jr.」(ロビ ジュニア)。コミュニケーションして遊べるペットロボの入門機的な位置づけで、定番の存在になっているという。

「前作のRobi Jr.から指名買いの多いモデルですね。シニア向け雑誌に多く取り上げられていることもあって、お年寄りからの人気が高いモデルです。見た目の愛らしさから、こちらは女性の人気が勝っている印象です」

新発想で伸びる「Pechat」

4位は、博報堂の「Pechat」(ペチャット)。ボタン型のBluetoothスピーカーで、手持ちのぬいぐるみに取り付けて使う。「歌う」「ごっこあそびする」「おしゃべりする」といった会話モードを連動するスマホの専用アプリから送信し、組み合わせることで複雑なやりとりができる。

「お子様のお気に入りのぬいぐるみに付けると、ぬいぐるみと会話しているような感じになるんですよね。比較的操作も簡単で価格も手ごろなので、プレゼント用に買っていく方が多いですよ」という。

5位のタカラトミー「Omnibot Hello! Woonyan」(オムニボット ハロー!ウーニャン)もペットロボの入門機的な売れ方をしているが、こちらは子供向けの入門ロボといった存在だ。「シンプルにペットとじゃれたりする感覚で遊べます。ペットが飼えない物件に住んでいる方が、お子様へのプレゼントにするということもよくありますね。あとは『生き物の前にとりあえずロボットから』ということで買われる方もいらっしゃいます」

自分用によく売れるスマホ内蔵ロボ「RoBoHoN」

6位は、シャープの「RoBoHoN」(ロボホン)。これまでの売れ筋モデルは、働き盛りの世代が子どもや両親にプレゼントするといった買い方が多いが、RoBoHoNは自分用に購入する人が多いという。

「スマホとして使えるうえ、ロボットとしてもコミュニケーションがいろいろ楽しめるということで、男女ともによく売れています」

はみ出し情報…STEM教育需要の一番人気は「mBot」

トイロボット市場全体の起爆剤となっているSTEM教育向けロボットは、トップ6には入らなかったものの好調に売れている。なかでも引っ張っているのは、Makeblock Japanの「mBot」シリーズだ。

ロボットの組み立てからプログラミングまでが楽しめるシリーズで、ロボットのタイプ別に複数のバリエーションがある。対象年齢は8歳以上となるが、趣味として自分で組み立てて遊ぶ大人も少なくないそうだ。

「プログラミングも、視覚的に構造が理解しやすいと好評です。工作とプログラミングの楽しさが一緒に味わえてうれしい、という声も多いです。親子で楽しむ方も増えています」

古田雄介
 1977年生まれ。建設業界と葬祭業界を経て2002年にライターへ転職し、テクニカル系の記事執筆と死の周辺の実情調査を進める。

[日経トレンディネット 2017年7月11日付の記事を再構成]

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