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乃木坂46、「ほほ笑みの国」タイの仏さまにうっとり

白石麻衣さんと西野七瀬さんが「タイ~仏の国の輝き~」展を見学

(更新)
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NIKKEI STYLE

タイの仏教美術の名品を集めた「タイ~仏の国の輝き~」展(日本経済新聞社など主催)が、東京・上野の東京国立博物館平成館で開催中だ。タイ国観光大使を務める「乃木坂46」の白石麻衣さんと西野七瀬さんが見学に訪れた。ほほ笑みの国といわれる通り、タイの仏像はみな優しい笑みを浮かべている。最近もタイを旅してきたという2人にとって、同国の魅力を再発見する場となったようだ。

「とても、ハンサムですね」。入り口正面で2人を迎えたのは、展覧会の目玉でもある「ナーガ上の仏陀坐像(ぶっだざぞう)」だ。端正な顔立ちと穏やかなほほ笑みに、2人の目がくぎ付けになる。

仏像の背後では、7つの顔を持つ大蛇が鎌首をもたげている。「お釈迦さまが悟りを得て瞑想(めいそう)を続けていたら、嵐がやってきました。安心して瞑想を続けてもらおうと、ナーガという蛇の神様がとぐろを巻いて座る場所を作るとともに、自ら傘になって嵐から守っているところです」。博物館の学芸員の説明にうなずく2人。「蛇とお釈迦さまがよく似合っている」。

会場には、ほかにもユニークな仏像がたくさん並んでいる。表情やしぐさなど、どれも日本で見慣れた姿とは異なる。白石さんと西野さんは、ヒンズー教の神像「アルダナーリーシュヴァラ坐像」の前で足を止めた。

「右半身がシヴァ神という男の神様、左半身がその奥さんでパールヴァティーという女の神様です」。学芸員が説明を始めると、白石さんが思わず叫んだ。「本当だ、左右で体つきが違う!」。女性である左半身は胸などふっくらしているのに対し、男性である顔の右半分にはひげが生えている。「へえ、面白い」と西野さんも身を乗り出した。

仏像のなかで、とりわけ2人の関心を引いたのが「仏陀遊行(ゆぎょう)像」だ。仏陀の歩く瞬間をとらえていて、タイでしか見られない姿だという。「(研究者の間では)親しみを込めて、ウオーキング・ブッダと呼ばれているんですよ」。

遊行像が青銅でできていると知った西野さんは、「硬い素材なのに柔らかく見える」と驚いた様子。仏像の腰から足元にかけての布にも「本当に動いているみたい」と見入っていた。自分の手と仏像の手を見比べていたのは白石さん。「すごくしなやかで、きれい……」。仏像が男性だと聞いて、二度びっくり。

仏像以外にも見どころは多い。14世紀から18世紀にかけて交易で栄えたアユタヤ王朝では、きらびやかな金製品が数多く作られた。今回の展覧会では、古い寺院の地下から見つかった宝物を多数紹介している。「日本の正倉院と同じような宝物で、タイ国外に出ることはほとんどないものばかりです」。

金で象をかたどった15~20センチメートル程度の「金象」は、内部にからくりがある。両耳は極細の金の針金でつながっていて、針金には重りがついている。像が揺れると耳がパタパタ動く仕組みだ。「すごく、繊細なんですね」と西野さん。

アユタヤ王朝において、日本の天皇の「三種の神器」に当たる「五種の神器」の金のミニチュアも見られる。冠、剣、靴、つえまでは想像がつくとして、ユニークなのが一対の団扇(うちわ)と払子(ほっす)だ。「タイは暑いから団扇であおぎます。虫がいるけれど、仏教の教えで殺したくないから払子で払うんです」。学芸員によれば、王国の永続を願って15世紀ごろ寺院に収められたという。「そんなに古い時代のものなのに、きれいな金色が残っているんですね」と白石さん。

圧巻だったのは、19世紀初めにバンコクの寺院に据えられたという「ラーマ2世王作の大扉」だ。高さ6メートルのてっぺんまで、猿、亀、蛇、鹿、イノシシ、虎といった動物や人面をした架空の鳥がびっしりと彫り込まれている。「当時の王様(ラーマ2世王)が自らのみを振るい、完成した後は、後世に同じものをつくらせないようにすべての道具を廃棄させたといわれています」。

会場のなかで、ここだけは来場者が自分のカメラで撮影することが許されている。白石さんと西野さんはそれぞれ自分のスマートフォン(スマホ)を取り出して、自撮りに挑んだ。「写真にすると、なんだかよく分からなくなっちゃう」。西野さんは、大扉の迫力を伝えきれないスマホにもどかしそう。白石さんも「大扉の上の方はここから見えない。どんな動物が刻まれているのか、とても気になる」と話していた。

◇  ◇  ◇

現地で見る仏像はもっといい感じ

見学を終えた白石さんと西野さんに、展覧会の印象などを聞いた。2人は乃木坂46のメンバーとしてタイ国政府観光庁から観光大使に任命され、先日タイに行ってきたばかりだ。

――タイ展の印象はどうでしたか。

白石さん 私はリゾート地のプーケットに行ってとても良かったのですが、お寺や仏像はあまり見ていませんでした。でもタイ展に来て、タイにはいろんな顔があることを知りました。ほほ笑みの国といわれている通り、ここで見た仏像もみなほほ笑んでいました。次は(お寺の多い)アユタヤにぜひ、行ってみたいです。

西野さん 私はアユタヤで、寺院を回りました。そういえばこんな仏像もあったなあと思い出しながら、会場を回っていました。タイと日本の交流、たとえばタイで日本刀を作っていたこととか、いろいろ知ることができて良かったです。それに象などの金製品がキラキラしていて、とてもきれいでした。

――タイを旅行した思い出は。

白石さん 人がすごく温かかったです。みな私の目を見てあいさつしてくれて、それがとてもうれしかったです。こちらの心まで温かくなって、すてきな国だなと思いました。食事もおいしかったです。(タイ特産の)マッサマンカレーはちょっとピリ辛だったけど、タイ米とよく合って、おかわりするくらいたくさん食べました。

西野さん お寺に行くと、はだしであぐらをかき、何秒か目をつぶったりしたのですが、それが、とてもいい感じでした。現地の人もたくさん来ていて、みなシャキンと座っているのではなく、日常のなかで仏像を拝んだり、おしゃべりしたり、ぼーっとしたりしています。博物館で仏像を見るのとは全然違う雰囲気です。タイ展をご覧になった方は、ぜひ現地にも行ってみてほしいです。

(高橋圭介)

 日本経済新聞社からのお知らせ 日タイ修好130周年を記念して、「タイ~仏の国の輝き~」展が東京・上野の東京国立博物館平成館で開催中です(主催は日本経済新聞社など)。会期は8月27日(日)まで。休館日は月曜日、ただし8月14日は開館。開館時間は午前9時30分から午後5時まで(金曜日と土曜日は午後9時まで、日曜日は午後6時まで)。いずれの日も閉館の30分前までにご入場ください。

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