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乃木坂46、「ほほ笑みの国」タイの仏さまにうっとり 白石麻衣さんと西野七瀬さんが「タイ~仏の国の輝き~」展を見学

2017/8/4

「ナーガ上の仏陀坐像」に見入る乃木坂46の白石麻衣さん(右)と西野七瀬さん

 タイの仏教美術の名品を集めた「タイ~仏の国の輝き~」展(日本経済新聞社など主催)が、東京・上野の東京国立博物館平成館で開催中だ。タイ国観光大使を務める「乃木坂46」の白石麻衣さんと西野七瀬さんが見学に訪れた。ほほ笑みの国といわれる通り、タイの仏像はみな優しい笑みを浮かべている。最近もタイを旅してきたという2人にとって、同国の魅力を再発見する場となったようだ。

仏さまが座っているのは大蛇のとぐろの上。「蛇と仏さまが似合っている」

 「とても、ハンサムですね」。入り口正面で2人を迎えたのは、展覧会の目玉でもある「ナーガ上の仏陀坐像(ぶっだざぞう)」だ。端正な顔立ちと穏やかなほほ笑みに、2人の目がくぎ付けになる。

 仏像の背後では、7つの顔を持つ大蛇が鎌首をもたげている。「お釈迦さまが悟りを得て瞑想(めいそう)を続けていたら、嵐がやってきました。安心して瞑想を続けてもらおうと、ナーガという蛇の神様がとぐろを巻いて座る場所を作るとともに、自ら傘になって嵐から守っているところです」。博物館の学芸員の説明にうなずく2人。「蛇とお釈迦さまがよく似合っている」。

 会場には、ほかにもユニークな仏像がたくさん並んでいる。表情やしぐさなど、どれも日本で見慣れた姿とは異なる。白石さんと西野さんは、ヒンズー教の神像「アルダナーリーシュヴァラ坐像」の前で足を止めた。

 「右半身がシヴァ神という男の神様、左半身がその奥さんでパールヴァティーという女の神様です」。学芸員が説明を始めると、白石さんが思わず叫んだ。「本当だ、左右で体つきが違う!」。女性である左半身は胸などふっくらしているのに対し、男性である顔の右半分にはひげが生えている。「へえ、面白い」と西野さんも身を乗り出した。

ヒンズー教の神像「アルダナーリーシュヴァラ坐像」は右半身が男、左半身が女の姿をとる(ウボンラーチャターニー国立博物館蔵)
「仏陀遊行像」は仏さまが歩く瞬間をとらえたタイ特有の仏像。「青銅でできているのに柔らかく見えて、すごい」

 仏像のなかで、とりわけ2人の関心を引いたのが「仏陀遊行(ゆぎょう)像」だ。仏陀の歩く瞬間をとらえていて、タイでしか見られない姿だという。「(研究者の間では)親しみを込めて、ウオーキング・ブッダと呼ばれているんですよ」。

 遊行像が青銅でできていると知った西野さんは、「硬い素材なのに柔らかく見える」と驚いた様子。仏像の腰から足元にかけての布にも「本当に動いているみたい」と見入っていた。自分の手と仏像の手を見比べていたのは白石さん。「すごくしなやかで、きれい……」。仏像が男性だと聞いて、二度びっくり。

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