通勤や外回りで使う革のビジネスバッグは、丁寧に扱っているつもりでも意外に傷みが早いもの。長持ちさせるには靴と同様、保湿が基本です。日常の手入れで、縫い目やジッパーなど細かいところまで丁寧に掃除しましょう。汚れが目立つようなら水拭きのあとしっかり陰干し。保湿クリームで仕上げればツヤがよみがえります。
解説者:リファーレ 恵比寿店長 小澤祥一さん
靴リペアでおなじみの名店のリーダーは、バッグのケアにも精通している。「バッグも靴と同様、革が乾燥していると耐久性が損なわれていきます」と保湿の大切さを強調する。
■最短ケア こまめなブラッシング&保湿で革かばんが長持ち!
1. ブラッシングが基本の『き』
「靴は磨いても、バッグはほったらかしという方は意外と多いかもしれません。毎日使っているかばんをよく見てみると、ホコリなどのゴミがかなり付着しているもの。馬毛の柔らかいブラシで、汚れを取り除きましょう」
2. 縫い目やジッパーはミニブラシで
「汚れがたまりやすい細部もブラッシングしておきましょう。これが十分でないと、次の保湿が効果的にできなくなります。写真のような小さいブラシがない場合は、ご家庭にある歯ブラシでも代用できますのでお試しを」
3. 革を保湿して完了!
「次に保湿を。バッグも靴と同様、革が乾燥していると耐久性が損なわれていきます。布でさっと塗り込み、そのあと馬毛ブラシで全体になじませましょう」
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