「すごか兄貴」孫氏も学んだ久留米大付設 起業家次々三木雄信・トライオン社長が語る(上)

「体育祭のあとは中洲に繰り出すなど、多少羽目をはずした」と振り返る

1、2年は寮生活でしたので、毎日、学校と寮の往復です。毎朝5時に起きて7時くらいまで勉強してから、朝食をとって学校に行き、夜はまた4時間ほど勉強。そういう生活が習慣化していました。現在、社会人に英会話を教えるビジネスをしていますが、その学習法は私の当時の勉強法が一部ベースとなっています。

どうすれば東大に受かるかという研究もしました。高2の時、東大入試の過去問を徹底的に調べて傾向を分析。それに基づいて東大合格のための勉強法を編み出しました。

例えば、英語は、発音問題と英作文の勉強は費用対効果が悪いのでやらない。国語は、現代国語は捨てる。漢文と古文は点数がとれるので重点的に勉強する。要は、何を捨てて何を重点的にやるかを決め、一番効率的な勉強方法を追求したわけです。

この話を、高2の時の三者面談の場で進路指導の先生にしました。自分はこれからこのやり方で勉強するから、他の勉強は一切しないと。横で聞いていた母親はあぜんとした表情でしたが、先生は「自己責任だから、そうしたかったら、そうすればいい」と肩透かしの返事。付設って変な学校だと改めて思いました。

それ以降は、授業中はいつも内職。学校のカリキュラムは完全無視で、ひたすら東大に入るためだけの勉強をしました。始めたらすぐに模試の成績が上がり始めたので、自分のやり方に自信を持ちました。

結局、東大の文2には合格しましたが、早稲田大学をはじめ、受験した私立大学は全滅でした。

全国高校生クイズ選手権に出場した。

受験勉強は結構しましたが、そればかりしていたわけでもありません。

高3の夏は、日本テレビ主催の全国高等学校クイズ選手権に出場し、福岡県予選を勝ち抜いて、東京で開かれた本戦に県代表として出場しました。その間は、受験勉強はほとんどせず、現代用語辞典の丸暗記などひたすらクイズの勉強に打ち込んでいました。

ベスト8ぐらいで敗退してしまいましたが、収録後もチームのメンバーとしばらく東京に残って遊んだりするなど、ふつうの高校生のように高校生活を楽しんでいました。

体育祭の後はみんなで中洲(福岡市)に繰り出すなど、多少、羽目も外しましたが、結果は自己責任というのが学校の立場。パチスロに凝ってよく学校を休んでいた友達もいましたが、彼は今、医者として立派にやっています。

そんな感じなので連帯感は強く、今も付設の同級生はみんなフェイスブックでつながっていて、ときどき集まって飲んでいます。よく行く東京・新橋の居酒屋「有薫酒蔵」は、訪れた高校の同窓生が寄せ書きをするための「高校よせがきノート」が置いてある居酒屋として有名ですが、発案者は付設の卒業生でした。

(ライター 猪瀬聖)

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