Men's Fashion

基本のキホン! お気に入りの「革靴」をお手入れ!

How to

2017.8.2

ビジネスマンの足元をいつもサポートしてくれる相棒、それが「革靴」です。頼りになるパートナーですが、常に路面などからダメージを受けるため、定期的なお手入れが重要です。基本中の基本となるメンテナンスの技をお教えします。

【動画】「どうする!? 濡れてしまった革靴のお手入れ 」もあわせてご覧ください。




紐を外し、シューツリーを入れる

隅々までしっかりと磨けるように、お手入れ前に靴紐(ひも)を外し、型くずれを防ぐためにシューツリー(シューキーパー)を入れます。この際、靴の型に合ったシューツリーを選ぶことが大切です。

ほこり落とし、クリーナーで拭き取る

ほこりを落とすには、毛足の長い馬毛ブラシがおすすめです。ブラシを使って、ほこりをかき出すように、念入りにブラッシングします。次にクリーナーで汚れや古いクリーム、ワックス類を取り除きます。まず表面をすっきりさせることで、あとの工程が生きてきます。ただし、拭き取り過ぎると革が荒れてしまうので注意してください。

クリームを塗る

クリームを塗ることで革に栄養を与えます。靴と同色のクリームを使い、革に浸透させるようなイメージで塗っていきます。靴全体に塗り込みますが、特に足の甲の「履きジワ」の出る部分やキズのある部分は重点的に塗るのがポイントです。

クリームをしっかりと浸透させるため、豚毛ブラシでなじませます。豚毛は硬さがあるため、クリームを塗り込むのに適しています。全体をブラッシングしますが、履きジワは特に念入りに塗り込みます。その際、シワに沿って力強く、素早くブラッシングするのがポイントです。ブラッシング後、表面に残った余分なクリームを拭き取ります。

ワックスを塗る

ツヤを出すために油性ワックスを塗ります。つま先、かかと、サイド部分、履きジワ部分はキズが付きやすいため、これらの箇所に重点的にワックスを塗り、磨きを繰り返します。靴の種類や状態にもよりますが、磨く回数として1カ所につき10~30回が目安となります。磨き用の布は、水をつけて濡(ぬ)れた状態を保つのがポイントです。

(シューズ、シューツリー:Paraboot)