『ゲーム・オブ・スローンズ』 魅了される3つの理由

日経エンタテインメント!

良質のドラマが次々と生まれ、黄金時代を迎えたといわれる米国テレビ業界。そのなかでも人気、クオリティーともに最高峰に位置する作品が『ゲーム・オブ・スローンズ』だ。2016年に発表されたエミー賞のドラマ部門では、2年連続で作品賞を受賞。史上最多となる12冠を獲得した。主要キャストの1人、アイザック・ヘンプステッド=ライトが来日。世界的な人気の理由について答えてくれた。

『ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌』 (c)2017 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

『ゲーム・オブ・スローンズ』は、架空の王国を舞台に複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを映画並みのスケールで描くスペクタクル巨編。米国の大手ケーブル局HBOが、1話につき製作費約1000万ドル(約11億円)ともいわれる巨額を投じて、ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー小説「氷と炎の歌」シリーズを映像化した。11年から全米放送が始まると濃密なドラマが絶賛され、世界中で人気を集めている。7月からは「第七章:氷と炎の歌」の放送が世界中で始まった。

物語の中心である覇権争いにおいて、鍵を握るのが北部のスターク家。家長のエダードは第一章で処刑され、その後は各地に散った子どもたちがストーリーで重要な役割を果たしてきた。

そのなかで次男ブランドン(愛称:ブラン)を演じるのがアイザック・ヘンプステッド=ライトだ。英国生まれで、現在18歳。本作で世界的な人気を得て、将来を期待される若手俳優である。

来日してインタビューに応じるアイザック・ヘンプステッド=ライト(写真:すずき大すけ)

アイザックが演じるブランは、塔から突き落とされて下半身不随になり、動物の心の中に入り込んで操るヴォーグ(狼潜り)の能力に目覚める。そして夢に現れた三つ目の鴉(からす)と出会い、過去と未来を見通す方法を学ぶ。

――ブランという役柄をどうとらえていますか。

「彼は、基本的にとても優しい人物です。行動の動機が、野心や復讐(ふくしゅう)ではないのは登場人物の中では珍しいですね。周りの者や自分自身を守るという目的を持っていました。それが第七章では、少しキャラクターが変わってきます。宇宙の歴史全ての情報を得る方法を学んだことが、行動や考え方に大きな影響を及ぼし、自分の気持ちを超越した、大きな目的のために動くようになる。その変化は、演技をする上でとてもチャレンジングでした」

エンタメ!連載記事一覧
注目記事
次のページ
生と死を分けるもの
エンタメ!連載記事一覧