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鹿児島の白くま 暑い地域ならではのデラックスかき氷

ご当地アイスに冷たいもん(4)

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NIKKEI STYLE

こう暑い日が続くとどうしても冷たいものが恋しくなる。

やっぱり白クマが出てきた。鹿児島から。

ご意見 暑い地域ではどこでもそうだと思いますが、鹿児島のアイスは特に充実しています。そして鹿児島といえばデラックスかき氷の白クマです。名前の由来は諸説有りますが、かき氷を真上から見下ろしたときに白クマの顔になっているという説を支持したいです。
 古いスタイルは、一番下にアズキと白豆の煮豆とサイコロ型ようかんと寒天が入っていて、これでもかと大量のかき氷の上に砂糖シロップと加糖練乳を半々にまぜたもの(元々は練乳節約のためでしょう)をたっぷりかけて、上に缶詰のミカン・バナナ・リンゴ・ゼリー菓子・サクランボがのっていました。昔なつかしスタイルの白クマです。
 鹿児島の喫茶店ではかなり多くの店で夏場だけかき氷があります。サラリーマンが昼休みにかき氷食べていたりします。白クマ食べると、きーんと頭が痛くなります。現在はスーパーやコンビニにも大きな白クマのカップアイス(300-500円)を売っています。
 それと、袋入りのかき氷もありますよ。ふつうのざらざらです。イチゴ・みぞれ・金時などがあります(鹿児島の白クマ大好きオヤジさん)

久留米に丸永製菓(まるながしぇいかと読む)というアイスクリームメーカーがある。「九州地アイス」と銘打って急成長を遂げ、現在では関東周辺のコンビニやスーパーにも進出している。ここの専務(しぇんむと読む)さんはカラオケで「幸しぇーになろうね」と歌うことで知られているが、そんなことよりうちの子供たちは丸永の白クマが好き。きなこもちが好き。アメリカンチェリーが好き。あいすまんじゅうが好き。

ご意見 道の駅というところにはたいていご当地ソフトがありまして、青森県中里のブルーベリーソフト、美味しい! 岩手県軽米のさるなしソフト、美味しい! 秋田県鷹ノ巣のししとうソフト、微妙…青森県平内のホタテソフト、悪くない、と言ったばかりに私、変人扱いされています。
 道の駅の案内を見たら、青森県小川原湖にはシジミソフトがあるらしいので1回食べてみたいもんだと思っています。あ、ニンニクアイスはニンニクの町田子のガーリックセンターにもありますよ(ソフトクリーム大好き!な私さん)

過去の回で道の駅の各種ソフトが登場したことがあった。それにしてもホタテにシジミ…か。そのうち味噌汁ソフトでも登場しそうな勢いである。味噌汁ソフト? やだ。

ご意見 あるテレビ局で天気予報が流れていました。その天気予報は、天気と無関係な映像をバックに各地の天気が順次表示される、古典的なというかローカル放送的なもので、「天気と無関係な映像」とは要するに番組スポンサーと関係ある映像なわけです。
 不覚にも、その映像に思わず見とれてしまいました。自動生産ラインでアイスキャンデーらしきものが次々と製造される様子だったからです…この天気予報のスポンサーは「井村屋」で、続々と生産されていたのは井村屋の「あずきバー」だったんですよ!
 井村屋といえば中華まんが有名ですが、アイスのメーカーでもあります。「あずきバー」はたぶん主力商品で、東海地区の人にとってはなじみ深いものなんでしょうね(日野みどりさん)

ああ、本体がこしあんであずき色をしていて、粒々のあずきが埋まってるやつね。あれも悪くないが久留米・丸永しぇいかの「あいすまんじゅう」は真っ白なアイスの中に粒あんがどっさり入っているものである。うちの子が好きなのである。

ここでムツカシい問題が浮上した。メールを紹介する前に各種事典類に当たってみたが、該当する記述がない。「冷やしあめ」である。

ご意見 京都では「街角の冷たいもん屋さん」が今もあちこちでがんばっています。中でもぜひご紹介したいのが、この「銀閣寺アイスキャンデー店」。
 私が生まれる前から、つまり軽く50年以上続いていますが店がまえも売り方も味も全く変わっていません。常に10種類程度並ぶアイスキャンデーはすべて手作りで、甘いもんが苦手な人でも食べられるくらいホントーに美味しいです。
 ソフトクリーム、冷やしあめ、パインジュースも懐かしい味。人生に疲れたときは、ここでアイスキャンデーを買って、近くの哲学の道を食べ歩きすると心が癒されますよ(いけずな京女44歳さん)

肝臓も癒やされますか? ではなくて、冷やしあめが登場した。子どものころ父とハイキングに行った先の茶店みたいなところで飲んだことがある。

ご意見 昨夜の酒宴で冷やしあめの話題を振ったところ、関東出身者はその存在さえ全く知らず、大阪出身者も「お祭りの時に屋台で飲んでたけど、お店で飲んだことはない」と。
 私は瀬戸内出身者ですが、近所のお好み焼き/たこ焼き/大判焼き(今川焼き)のお店にあったので、学校帰りに飲んだりしたものです。
 関東では今のところ見たこともありませんが、現在の冷やしあめ勢力図ってどんなもんでしょ? 関西でも全域ではないのでしょうか?(中林20系中林52さん)

デスク、ベティー隊員。君たちは東京近郊の出身だが、冷やしあめって知ってる?

デスク、ベティー隊員声をそろえて 知らない!

これは歴史が古い飲み物だと思う。この手の物件は大体西日本、しかも関西圏で頑張っているように思えるが、いかがであろう。

外国の冷たいもん。

ご意見 ベトナムの冷たいものといえば、チェー。フルーツや豆やタピオカが入ってて、その中にカキ氷をいれてごちゃごちゃにして食べる。
 お勧めはChe Thap Camのチェー。カキ氷が日本のもののようにさくさくで、別々の器で出てくるから、好みで量を調節しながら食べることができる。
 かといって、チェーは冷たいとは限らない。あずきがココナッツミルクに入ったあったかいのもチェー。謎が深いチェー(ハノイさん)
ご意見 アメリカのFood Networkなる料理専門のチャンネルを見ていたときのこと。食べ物・料理を科学的かつ理論的に、しかも面白おかしく説明してくれるアルトン・ブラウンが彼の番組中で言っていた。「アイスクリームはクリームを攪拌して空気を入れながら凍らせたもの。卵が入っていれば、それはアイスカスタード」
 そんなこと考えたことがなかった。そう言われればそうだ。彼のレシピは確かに卵なしで、何種類かの乳製品をベースに甘味料はペクチンの入っているアプリコットジャムを使ったものである。ペクチンが入ると食感が良くなるらしい。
 カリスマ主婦のマーサ・スチュワートも、もちろんアイスクリーム作りをする。彼女のご愛用は、あの"どんびえ"だそうだ。高価なアイスクリーム製造機より簡単に上手に作れると、彼女の番組でその"どんびえ"を紹介したのだが、どう聞いても「ドン・ビエール」とハイカラに聞こえる。
 スペイン語みたいに。変だなぁと思って検索すると、どんびえは海を越えるとDonvierになるのであった。なんだかそういう人がいそうな名前である。日本の"どんびえ"くんは元気なのだろうか(足の遅いジョンソンさん)

アジアはアジアらしく、米国は米国らしい。

どんびえは保冷剤が入った内釜を長時間冷凍庫に入れ、そこに材料を放り込んでかき回す。するとアイスクリームやシャーベットができる仕組みだそうである。現在も日本の家庭で活躍中であるかどうかは知らないが、米国のカリスマ主婦が愛用していたとはねえ。しかもDonvierという名前で帰化してたとはねえ。

たぬきケーキの繁殖地、八戸ではこんなものがブームに。

ご意見 八戸の洋菓子業界では冷凍タイプのチーズケーキが人気です。その火付け役になったのが、「しなやかチーズケーキ・朝の八甲田」です。買った時は凍っていて解凍してから食べるレアチーズケーキ?なのですが、夏などは半解凍でもGOODです。雑誌やテレビでたびたび紹介され、一時は生産が間に合わずに予約しないと買えないほどでした。
 その後市内の洋菓子屋さんが次々と同じような商品を売り出し始め、さながら冷凍チーズケーキのブームになりました。この流れは、ちょうど新幹線が八戸まで開通したころから始まったような気がします。八戸で冷凍で買っても、新幹線で自宅に着くころにはほどよく解凍され食べごろになっているからでしょうか。新幹線による移動時間の短縮は、こんなブームを後押ししたのかも知れません(汁゛研 アンぱんちさん)

うん、ありゃあうめーかった。な? デスク。

デスク反論 いえいえ、「朝の八甲田」でとどまっていてはいけません。朝の八甲田を製造するアルパジョンが同じく冷凍して届けてくれるベイクドチーズケーキ「琥珀(こはく)」が美味なのです。火が通ってる分朝の八甲田よりあっさり感があり、さらにはタルトがとても美味しいのです。

わが家の冷凍庫には年間を通じて欠かさず琥珀が常備されています。人気絶大な朝の八甲田ですが、僕は琥珀の方を強くオススメします!

野瀬 「朝の八丁味噌」? 

デスクがっくし 聞かなきゃよかった…。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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