ゴム風船入りのアイス、どこへ行った? 実は今も健在
ご当地アイスに冷たいもん(3)
前回までに全国の様々なご当地アイスが登場した。高知の焼きナスアイスもそのひとつ。実際に食べた方からもメールをいただいた。
安芸市のシャーベット茶屋でいただきましたが、一緒に行った友人はピーマンのシャーベットに挑戦してました。味は、「まんま甘いピーマン」だそうです。
高知のアイスクリンはイベント用にセットを貸し出してくれます。大学祭のときに知り合いのサークルが出店してました。10月とはいえ昼間は暑くて、かなり儲かったそうです。
そういえば香川のどこかにうどんアイスがあったような(にゃんちゃん)
焼きナスアイスの凄いところは焼けた皮まで入ってることである。なぜそのようなものを作る必要があったのか納得くしにくい。
うどんアイスは週刊誌のグラビアかなんかで見たが、うどんの切れっ端が入っているそうである。食べる予定はないからいいけど。
ベティー隊員 そのアイスは腰が強いのでしょうか?
野瀬 さぬきだからねえ。
よくある最中のサイズにしてはちょっと高めなのが少し残念です。写真はミルク味(広島県 うえぽんさん)
このアイスモナカというものを、いつ誰が発明したかは知らないが、なかなかのアイデアである。カップ麺はカップが容器、食器、調理器具の役割を同時に果たしているという点で画期的とされるが、アイスモナカの最中も容器であると同時に手づかみで食べても手が汚れないという意味で食器の働きもしていることになる。
でも中のアイスが溶けると、食べる際に最中のすき間からアイスがはみ出してくるので注意が必要である。子どものころそんな状態でアイスモナカを食べていたら母親が「垂れよる垂れよる! 早よねぶらんね、ねぶらんね」と叫んでいたのを懐かしく思いだした。「ねぶる」は久留米弁で「なめる」こと。
子どものころつながり。
坊っちゃん団子というかみたらし団子を膨らませたような、二つ三つくびれのあるゴム袋にはいった氷水ですよね。手で握って氷が溶けてきたものをちゅぱちゅぱ吸っていました。最初のほうは甘みがあるのですが、途中からは味がなくなってただの氷水でした。5円でこれだけ長い時間楽しめるお菓子はありませんでした(毎日が二日酔いの酔猿さん)
ボンボンまたはアイスボンボン。ああ懐かしい。確か胴体のくびれは2カ所。口のところが輪ゴムで止めてあった。私の場合は近所で売っているアイスといえばこれと棒キャンデーしかなかったから、夏場は毎日のように食べていた。
デスク 風船入りのアイス、高知県のアンテナショップで見つけました。いまだ健在です。
コーンに入ったソフトクリームが4つ入る、テイクアウト用の箱もあったのです。ものすごくおいしくて、大人もでかいサイズのソフトクリームを食べてたなー。
東京に引っ越してきてからというもの、ソフトクリームは水っぽくていけません。北海道も最近水っぽいソフトクリームを売るようになっており、寂しさが倍増しております。店も既になく、思い出の中のソフトクリームが一番美味しいようです(東京のあさちゃん)
最近、ソフトクリームを全く食べないのでその辺の事情には疎いのだが、子どものころの記憶をたぐると、針金の親方みたいなステンレスの棒をぐるぐる巻きにして作った「スタンド」が脳裏に浮かんでくる。あのスタンドを見なくなったなあと思っていたら、鳥取の喫茶店にあった。激しく現役であった。
ベティー隊員 鳥取行きたい。素ラーメンも食べたい。
袋入りかき氷。
そして袋入りかき氷か、バニラ味の棒に刺さったアイス(当たりが出るともう1本もらえました)のどちらにするか悩んだものです。残念ながら、赤いイチゴ味しか見たことはありませんが(愛媛生まれ神奈川在住さん)
他の色はあまり見た記憶がありません。
炎天下での畑仕事の手伝いの合間には、スプーンなんぞ使わずにガリガリと食べていました。棒ジュースを凍らせた物より食べ応えがあって、さっぱりして好きです(今ではダイガクドーをBGMに聞く大分都民さん)
目撃情報は西日本からばかりである。メーカーが西の方?
(特任編集委員 野瀬泰申)
[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
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