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「魅せる」時短料理 手抜きの罪悪感なくしてヒット

日経トレンディ

2017/7/26

インスタグラマーのMANAMIさんが作ったパッカンおにぎり。MANAMIさんのフォロワーはすでに2万5000人を超え、今も増加中だ
日経トレンディ

 仕事や家事に追われる共働き世代に特徴的なヒット商品を調べたところ、料理関係の二つが浮上してきた。どちらも「手を抜き」ながら、見かけ良く「インスタ映え」するのが特徴だ。

■ユーザーのニーズに細かく対応

 食材とレシピをセットにした「料理キット」が、急速に浸透している。なかでも快進撃を続けているのが、オイシックスが展開する「Kit Oisix」。約20分で2品の料理を作れるのが売りだ。

僅か20分以内に2品も作れることが忙しい共働き世帯に支持された

 13年に販売を開始し、僅か13カ月で定期購入の会員数は1万2000人を突破。その後、「2~3人前」だった分量を「2人前」と「3人前」に細分化するなど、より細かいニーズへの対応が当たり、さらに会員数が増加。16年12月末には4万7000人をを超え、累計500万キットを突破した。食材を切るなどひと手間は必要だが、逆にそれが「手抜きの罪悪感」をなくしているのもヒットの要因だ。

一番人気の「野菜のビビンバ」。切って炒めるだけと調理は簡単だった

■美しく進化した弁当で「いいね!」が連発

 調理は簡単なのになぜかSNS栄えする、「“魅せる”手抜き弁当」も支持されている。簡単に作れ、SNS栄えもする弁当レシピが注目されている。慣れ親しんだおにぎりの見た目を変えたのが「パッカンおにぎり」。丸めたおにぎりにのりを巻いて中心部に切り込みを入れ、好みの具材を挟めば完成。

のっけ弁当

 手軽におしゃれな弁当が作れるとあって多くの人に支持された。見栄えという点では「のっけ弁当」も負けていない。弁当箱の白飯の上にいろいろなおかずを載っけていくだけで、意外にもSNS栄えしそうでカラフルな弁当が出来上がる。盛り付けに頭を悩ませる必要がなく、忙しい主婦などの心を捉えた。

上蓋がドーム状になった、のっけ弁当に適した弁当箱の売り上げも好調
のっけ弁当の関連書籍が続々登場。『のっけ弁100』(主婦と生活社)は発売3週間で増刷

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2017年8月号の記事を再構成]

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