海や川に大活躍 街でも使える防水アウトドアバッグ

日経トレンディネット

防水性に優れたバッグはアウトドアシーンだけでなく、夏は普段使っても便利さを実感することが多い
防水性に優れたバッグはアウトドアシーンだけでなく、夏は普段使っても便利さを実感することが多い
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夏にアウトドアを目いっぱい楽しむのなら、防水性の高いバッグは必須。トレッキングやキャンプなどで急な雨に降られても荷物がぬれる心配がないし、海や川でのウォーターアクティビティーにもそのまま持っていけるとなれば、とても効率的だ。

防水性に優れたバッグはアウトドアシーンだけでなく、夏は普段使っても便利さを実感することが多い。例えば移動中の急な雨対策になるのはもちろんのこと、結露が気になる冷たい飲み物を持ち歩いたり、汗などでぬれた着替えをそのまま入れておけたりするのは安心だ。

今回は防水性の高いアウトドアバッグのなかから、バックパックタイプ、バッグの中に入れておくだけで役立つドライサックなどをピックアップした。この夏のバッグ選びの参考にしてもらいたい。

ハイブリッド繊維で防水と耐久性を両立

バックパックを買うなら長く愛用したいと思うのは当然のこと。ビジネスバッグなどと違い、アウトドアの過酷な環境で使うバックパックを選ぶ場合、耐久性を高めるためにどんな素材を使っているのかが重要なポイントになる。防水性が高いバックパックは、ナイロン繊維に耐水性を高めるためのポリウレタンをコーティングした「PUコーティング」素材を採用するものが主流だが、実はコーティング処理には寿命がある。

1973年に設立されたニュージーランドのブランド、「マックパック」のバックパックは、自社で研究・開発したコットンとポリエステルを織り合わせたハイブリッド繊維を使った「AzTec(アズテック)」という素材を採用している。この素材は、生地の上からコーティングするのではなく、特殊なワックスに生地を浸して繊維の1本1本に防水液を浸透させて耐水性を確保する。このためPUコーディング素材より耐水性が落ちる心配が少ないのが特徴だ。またコットンとポリエステルのハイブリッド繊維は摩耗や腐食にも強く、耐久性も高い。

なかでも「ウェカ30」はAzTec素材の特徴を最大限に生かすため、切り替えを極力少なくして縫い目を減らし、本体を最小限の生地枚数で形作ることで耐水性や耐久性を高めたバックパック。シンプルなデザインだから合わせる服を選ばず、アウトドアだけでなく多くのシーンで活躍しそうなアイテムだ。

マックパック「ウェカ30」(税込み2万5920円)

また人気の定番バックパックの復刻モデルである「ゲッコ クラシック」は、ウェカ30と同じAzTecを採用した雨蓋付きのトップローティング型。荷物の増量に対応するマチに加えて両サイドには大型ポケットもあり、収納力も高くちょっとした旅行などにも利用できるだろう。

マックパック「ゲッコ クラシック」(税込み1万9440円)

AzTecを使ったマックパックのバッグは長く使うことで独特の風合いが出るのも特徴の一つ。防水性が高く耐久性があり、その機能を維持したまま長く愛用できるので、1つあれば出張からアウトドアキャンプまで幅広く役立ちそうだ。

縫い目がない高機能防水バッグ

海や川でのウォーターアクティビティーが楽しい季節になった。最近ではSUP(スタンドアップパドルボード)などもはやっているが、ジャブジャブと水に漬かって思い切り楽しんだあと、着替える服がぬれてしまっては台無しなので、携帯するバッグは中身がぬれないものが絶対条件だ。

「シールライン(SEAL LINE)」は米国シアトルに本社を置くカスケードデザイン社のブランドの一つで、過酷なアウトドア活動でも使用できる、高い防水性にこだわったバッグを生み出している。水に強い素材を使用しているうえ、「高周波溶着シーム」という技術で分子レベルで生地を溶着しているので、生地の継ぎ目に縫い目がなく、ちょっとやそっとの水をかぶっても中身をぬらさずに守ってくれるのが最大の特徴だ。

バックパックのように背負えるタイプの「バウンダリーパック」は、厚手の強化ビニール素材を使用しており、防水性と耐久性が高く、開口部分も折り畳むようになっているので水が入り込む心配がない。ショルダーストラップ部分は取り外すことも可能で、水ぬれに強く乾きが早い。サイズは35L、70L、115Lの3タイプで、タウンユースなどの普段使いには35Lのものが使いやすいだろう。

シールライン「バウンダリーパック 35L」(税別1万6000円)

そのまま使っても、バックパックの中に入れておいても便利なのがドライバッグだ。なかでも、シールラインの「バルクヘッドビュードライバッグ」は側面のバルブから中の空気を抜いてコンパクトに圧縮できるので、持ち運ぶのにも収納するのにも便利だ。中央は透明なウインドーになっているデザインで、中身を確認しながら出し入れができる。水着の入ったバッグの中に電子機器を入れて壊してしまう、といった間違いも防げそうだ。

シールライン「バルクヘッドビュードライバッグ」(税別3200円~)。サイズは5L、10L、20L、30L

色、柄、サイズでバッグを整理

持ち歩くものが多い登山やトレッキングでは、バックパックの中身を整理しておくのが基本。これは普段街で使うときも同じことがいえる。着替えやタオル、飲み物などの荷物が増える夏場は、きちんと中身を整理しておかないと、ぬらしたくない荷物をぬらしたり、においが発生したりする原因にもなる。

そんなときに便利なのが防水性の高いドライサック。荷物を小分けして整理しておけるだけでなく、雨やウォーターアクティビティーで心配な外からの水ぬれも防げるし、ぬれたものを入れたときに、バッグ内でほかのものがぬれるのを防ぐのにも役立つだろう。

米国シアトルのアウトドアブランド「アウトドアリサーチ」の「グラフィックドライサック」はカラーバリエーションだけでなく、プリントされた柄も楽しめるドライサックだ。防水テープで縫い目を処理する、フルシームテープ処理されたコーティングナイロンを使用しているから、防水機能もバッチリ。サイズのバリエーションも豊富なので、中に入れるものに応じて大きさや色違いをそろえておけば、中身を区別しやすいし、取り出したときのデザイン性の高さもポイントだ。

アウトドアリサーチ「グラフィックドライサック 5L」(税込み2700円)
アウトドアリサーチ「グラフィックドライサック 15L」(税込み3348円)

大きめサイズのものならそのままバッグとして車に積んだり、トランクなどの大型バッグにくくりつけて使ってもよいだろう。

またスマートフォンなどの電子機器を水から守る防水ケース「センサードライポケット ラージ」も活用したいアイテム。タッチセンサー対応のクリアウインドーで、背面上部がクリアになっているので、ケースにいれたまま操作して、カメラ撮影もできる。海や川、プール、お風呂でスマホを見たいというときにも使えるだろう。

アウトドアリサーチ「センサードライポケット ラージ」(税込み3348円)

(ライター 安東渉、中澤範龍)

[日経トレンディネット 2017年7月12日付の記事を再構成]