家計

もうかる家計のつくり方

夫の会社の業績が悪化 妻の無駄づかいは変わらず 家計再生コンサルタント 横山光昭

2017/7/26

PIXTA

 「夫の会社の業績が悪化して給料が15万円も減り、将来が不安になった」。パート主婦のKさん(38)が駆け込んできました。Kさんは夫(41)と中学1年の娘との3人暮らし。収入は夫婦合わせて40万円弱あります。ただ数年前に夫の収入が減ったため、家計は毎月、赤字続きでした。「ボーナスで補填できる」とのんきに構えていたKさんですが、娘の中学入学を機に今後の教育費についての不安がどんどん膨らんできたそうです。

 Kさんは書籍や雑誌などで最新情報を収集し、自分なりに支出の削減に取り組んできました。シャワーを節水シャワーヘッドに、電球をLED電球に、スマートフォンを格安スマホに替えました。2012年10月8日にこのコラムに掲載した「消費・浪費・投資の3分類でおカネはたまる」でも紹介した「家計三分法」と、私が書籍などで紹介している「90日貯金プログラム」にも1年以上取り組んでいます。しかし、思うような効果は上がっていません。夫の収入が減る前は400万円近くあった貯蓄も、今では180万円まで急減しています。

■ドラッグストアが大好き

 夫の収入が減ったのは仕方ないとしても、家計の問題はどこにあるのでしょう。家計簿をみると、水道光熱費は抑えられているし、通信費も安く、これらの費目に問題はありません。ただ一般の家計に比べ、日用品代が極端に多いのです。Kさんはドラッグストアが大好きといい、特に用事がなくても週に4~5日ほど店を訪れ、時間をかけて陳列棚を眺めては新商品を見つけて買ったり、特売品を購入したりと、必ず何かを買って帰ります。

 必要な薬も購入しますが、主に買うのはシャンプーやティッシュペーパー、洗剤などの消耗品や菓子、ジュースです。ときにはストッキングなどの下着も購入します。それと並行して100円均一ショップも頻繁に訪問。文具やキッチン周りの商品で気に入ったものがあればすぐに買い、ほかの店で高額で売っている商品の類似品が売られていると、必ず購入します。ただ数回の使用で壊れてしまったり、使いもせずにしまい込んでいるものもあったりします。

 買ってしまう理由も「なくなると困る」「在庫があれば安心」「新しいものを試したい」というもの。決して「必要だから」ではありません。Kさんは日用品代の合計額がほかの家庭に比べて高額だとは思ったことはなく、「こんなものだろう」と思っていました。でも当然ながら、100円の商品でも大量に買えば家計を圧迫します。

■コンビニで食材を頻繁に購入

 日用品代と食費は連動していることが多いので、食費もチェックしましたが、こちらも支出が多め。その原因はコンビニエンスストアの利用でした。パートの帰りに「夕食の材料が足りない」「一品足りない」「飲み物が足りない」となると、すぐ割高なコンビニで買ってしまうのです。Kさんにとってはこれが当たり前ですが、赤字の原因になっているとは思わなかったようで、指摘すると初めて気づいたような顔をしました。

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