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5年で1000万円貯蓄! 「富女子」のやり繰り術は?

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NIKKEI STYLE

若い女性がわずか5年で1千万円をためる貯蓄の勉強会がある。その名も「富女子(ふじょし)会」。おしゃれもグルメも気になる年ごろなのに、家計をどうやり繰りしているのだろうか。

富女子会は投資セミナーなどを手がけるワイズアカデミー(東京・渋谷)が2013年から主催。月1回の勉強会で貯蓄や投資について学んだり、先輩メンバーからアドバイスを受けたりする。会員は東京、大阪などに約200人。うち20人がすでに1千万円をためた。

あえて高い目標掲げる

同社の永田雄三代表は「貯蓄の目標をはっきりさせ、お金がたまる習慣を身につけることが重要」と説く。5年で1千万円なら月17万円近いハイペースだが、あえて高い目標を掲げることで気持ちが引き締まるという。

フリーライターのAさん(35)は女性誌の記事執筆などで手取りは月20万~80万円あるが、体力勝負の仕事だけに将来が見通しにくい。「病気で働けなくなったらどうしよう」という不安を抑えきれず、昨年2月に富女子会の門をたたいた。

まず愛用のスマートフォンを格安スマホに替え、月約1万円を節約。さらに40%節水のシャワーヘッドで水道代を月1000円減らした。髪は行きつけの美容院でカットだけしてカラーリングは専用アプリで安いところを探す。ネイルやつけまつげのサロンも安さを優先する。「ちょっとおしゃれしたいときはこれで十分」と悟った。

節約「ダイエットと同じ」

映画や音楽などは年会費3900円の定額サービス「アマゾンプライム」の視聴で十分に楽しめる。経費で落とせないプライベートの書籍代は、図書館や古書店をうまく利用して月1万円までに抑えた。家計は月2万4000円ほど改善。「少しずつ仕事の幅を広げる」という条件付きながら、4年4カ月後には貯蓄残高が1018万円になるとはじく。

Aさんに限らず、富女子会メンバーには生活を切り詰めている悲壮感はない。会社員のBさん(34)は「ダイエットと同じ。いったん習慣になれば、無理せずに続けられる」と話す。とりわけ重要な習慣は、なにか欲しくなったら「本当に必要なのだろうか」と冷静に自問することだ。

「トイレットペーパーがないと絶対に困るけど、新しい洋服や靴はそうじゃない。デパ地下でなんとなく買っていたスイーツは不要」とBさん。最近は月会費9000円のスポーツジムをやめて自宅近くの早朝ランニングに切り替えたところ「5キロコースを30分で走ると、いい汗がかける」という発見もあった。

手取り月23万円から家賃9万円が出ていくBさんの場合、5年で1千万円はさすがに難しいため目標は500万円。週末は「体力が要らないから」との理由で選んだマンションモデルルーム受付のアルバイトを増やしたほか、近く転職して手取りが増えるため、目標達成は早まるという。

アパート経営に乗り出す

すでに1千万円をためた先輩の存在もメンバーの刺激になる。例えば1千万円を頭金にアパート経営に乗り出したCさん(30)。「結婚式に出席するとご祝儀に髪のセット、ドレス代と出費が大きい。さほど親しくない間柄なら欠席してプレゼントを贈るほうがいい」と助言する。

こうした実践テクニックは家賃が割安なアパートの見つけ方、実家通勤のコツ、安い化粧品の買い方など幅広い。看護師のDさん(32)は「彼氏ができて遊びすぎ、貯蓄に回すはずのお金に手を付けてしまった」という失敗談をあえて披露。「くじけずにトライ&エラーで頑張ればいい」と話す。

目標に向かって励まし合う仲間。ときに優しく、ときに厳しく導いてくれる先輩たち――。記者が思ったのは「体育会系の部活に似てるな」ということ。たとえ苦しくてもあきらめずに努力を積み重ねれば、いつか報われる日がくるのだろう。

(畑中麻里)

[NIKKEIプラス1 2017年7月22日付]

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