人の印象は五感で決まります。さりげない香りで演出すれば、これまでとは違った魅力を発揮できるはず。香水のつけ方、使い方の基本をお教えします。
■ビジネスで
香りは下から上へと立ち上っていきます。足首や膝の裏など、体温の低い箇所につけることで、ふんわりとした香りをたのしむことができます。ビジネスシーンでは、ほのかに香るぐらいがベストです。さりげなく香りを漂わせることで、相手に好印象を与えることができます。
また、ポケットチーフやハンカチに香水を1プッシュ染みこませてたのしむのもテクニックの一つです。香りをつけたチーフやハンカチをジャケットやパンツのポケットに入れておくと、それだけでほのかな香りをたのしむことができます。香水を軽やかにたのしみたい方にお薦めです。
■レストランで
基本的に強い香りの香水は控えるのがレストランでのマナーです。料理の香りも食事を楽しむ上で、大きな要素です。このため強い香りははばかられます。そこで、香水をつける上でお薦めなのがウエストです。服の下からつけることで、香りを抑えられます。
■パーティーで
デートやパーティーなど、華やかでハッピーな気分になれるシーンでは、ウエストより上に香りをつけるのがお薦めです。より印象づけるのに効果的です。手首、首(耳の後ろやうなじ)など体温の高い箇所につけることで、香りをしっかりとたのしむことができます。
■香水の正しいつけ方
・清潔な肌に10~20センチメートル離してスプレー
・1箇所に1プッシュが適量
・香水をつけた箇所をこするのはNG
香水は非常にデリケートな成分でできているで、こすると本来の香りと異なってしまう恐れがあるため。また、香水は熱によって香りを発散させるため、こすった際の摩擦熱で香りが飛んでしまいます。