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駄菓子凍らせ、アイス代わりに 冷凍庫にあんずボー

ご当地アイスに冷たいもん(2)

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NIKKEI STYLE

本編に先立ち、予告を。

いけずな京女さんから大量の「わさびらむね」をご恵送いただいた。うまいんだかうまくないんだか、現時点では何とも言えない。

デスクの仕事が一段落する夕方に決死の試飲会を開くことにした。その結果を最後に書く。

ご意見小さな細長い袋にあんず?の液体が入っててそれを凍らせる「あんずボー」って関東だけですかね? 細長い円筒形の、真ん中がくびれてる入れ物に派手な液体が入ってるものは今でも関東地区で見かけます。私が小さい頃はそういうものばかり食べていました。
 なんとなく、全国で販売されてるものではないような気がしたのでメールしました(千葉県出身ななさん)

子どもが小さかったころは、夏になると我が家の冷凍庫にはいつも、このあんずボーがカチンカチンになって入っていた。カップやコーンに入ったものに比べ、安くて長持ちするからである。

そろそろスーパーにも大量のあんずボーおよび「真ん中がくびれてる入れ物に派手な液体が入ってるもの」が並ぶことであろう。皆さんの地域ではいかが?

ご意見 私が子供のころ、近所の百貨店(デパートではない)の大食堂のメニューに食べるミルクシェーキが載っていました。ながいパフェスプーンとストローが付いていました。
 ミルクシェーキの大好きな子供だった私は、母親の買い物に付き合う辛さを物ともせず、買い物の休憩時間にミルクシェーキを食べるのを楽しみに、喜んで付き合っていました。
 ミルクシェーキを頼むのが恥ずかしい年齢になってからしばらく母親の買い物に付いて行かないでいるうちに、ミルクシェーキはメニューから消えていました。大人になってからずいぶん探しましたが、見つけたミルクシェークのほとんどは飲むミルクシェーキでした。
 今でも探しています。横浜近郊で食べるミルクシェーキを出してる店はないでしょうか。食べたい…(横浜の元大分県人 鶴さん)

鶴さんが大分に住んでいたころの思い出。大分でも「セーキ」ではなく「シェーキ」ですか? 九州人の証しですね。

さあ、同人諸兄姉! 横浜界隈でミルクシェーキば食べさせる店ば知っとる人はおらんね? おったら教えちゃらんね。

ご意見 私が密かに愛している地サイダーについて書かなければなりますまい。かつて、地方には中小の飲料メーカーが存在し、個性豊かなサイダーを生産していたそうです。が、大手におされ、今や絶滅危惧種I類指定が必要なまでに減少しています。
 最近はネットという便利なモノがあるので、通販可能な地サイダーを探して入手しています。多くは素朴で懐かしい味わいです。お気に入りは兵庫の「ありまサイダー」、青森の「朝日サイダー」、佐賀の「スワンサイダー」、神戸の「ダイヤレモン」あたりでしょうか。
 風呂上がりによく冷やした地サイダーを瓶から直接飲む一瞬。幸せを感じます(こばりんさん)

風呂上がりに何かを飲む場合、それがサイダーであろうとフルーツ牛乳であろうとラムネであろうと、半歩足を開いて片手を腰にあて、いっきに飲み干すのが流儀である。女子の場合は知らないが、男子はそうである。

さて「わさびらむね」試飲会の時間が近づいてきた。ちょっと怖わ。

ベティー隊員、そろそろデスクのところに行こうか。

ベティー隊員 気が進むような進まないような…。

「わさびらむね」は静岡のメーカーのものである。試飲会に先立ち、私の席のご近所さんに飲んでもらったところ一瞬の沈黙があり、やがて朗らかな笑い声があがった。「おもしろーい」という笑い声であった。あははははって、いつまで笑ってるの?

今度は場所を変えて正式の試飲会。キャップを押すとラムネ玉がぽとっと落ちて、シュワワーと泡が噴き出してくる。これこれ。夏の風物詩ってやつだぜ。

私、デスク、ベティー隊員の3人でそろって一口ずつ飲んでみる。しーん。誰も感想を口にしない。「わさび」と「ラムネ」が合体したらどんな味になるのか、それぞれ事前のイメージを持っていたが、そのどれとも一致しないのである。

まず、わさびのツーンがない。ラムネで連想する甘みが弱い。私はワサビというよりキュウリを思い浮かべた。ベティー隊員も同意する。が、デスクの感想は「いまはやりの甘みを抑えた健康系の味ですね」とスルドイものであった。

なるほど。ラベルには「おとなの味」と書いてある。それはワサビのツンがおとななのではなく、甘みを抑えたところがおとななのである。納得。

通りがかりの人に「飲んでみる?」と聞くと「わさびらむね」のラベルに躊躇なく「飲みます」。で完飲後の感想は「オソロシいものを想像していましたが、普通においしいです」。

京女さん、事故もなく無事に試飲会を終えましたよ。ありがとうございました。

(特任編集委員 野瀬泰申)

[本稿は2000年11月から2010年3月まで掲載した「食べ物 新日本奇行」を基にしています]

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