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ミミズクが泳ぐ珍映像 実は「最後の手段」と専門家

日経ナショナル ジオグラフィック社

2017/7/21

ナショナルジオグラフィック日本版

 米ユタ州とアリゾナ州とにまたがるパウエル湖の峡谷をハイキングしていたデリック・ズク氏らは、想像しがたい光景を目にした――ミミズクが泳いでいたのだ。

 その様子を撮影するため、ズク氏はカメラを手にこの鳥の後をつけた。切りたった峡谷に挟まれた湖水を歩く彼の前を、1羽のミミズクが体を上下に動かしながら泳いでいる。

 このように達者に水面を移動している姿を見ると、ミミズクには水泳という隠された能力がある気がしてくるかもしれない。しかし専門家の意見によれば、生き延びるための最後の手段として、泳いでいるのだという。

 ミミズクをはじめフクロウ科の鳥は、泳げるけれども自分から泳ぐ例はまれだと、米ミシガン州立大学の鳥類学者マシュー・ズビエルニク氏は全米オーデュボン協会とのインタビューで語っている。「泳ぎがさほど一般的な行動ではないのは、いったん水の中に入ると、身を守る手段がなくなってしまうからです」

 アメリカワシミミズクは、ズク氏が動画を撮影した米国南西部でよく見られる鳥だ。環境への適応力が非常に高いため、南極から南北米大陸に至るまでどこででも目にすることができる。

(日経ナショナル ジオグラフィック社)

[ナショナル ジオグラフィック 2017年6月14日付記事を再構成]

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