マネー研究所

七転び八起き

シャープ株で成功、東芝株は塩漬け

2017/7/17

 「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。
 今回はゆうちゃんさん(28) 株式投資で利益が出たので、記念にクロスバイクを買った。グアム旅行を計画中。

■2011~14年

ゆうちゃんさん 投資に大切なのは「耐える心」

 初めて金融商品に触れたのは大学生の時だ。現金が余っていたので、少しでも金利が付くならと円建ての終身保険を契約した。本格的に投資を始めたのは2014年。少額投資非課税制度(NISA)口座を証券会社で開設し、セミナーに参加したのをきっかけにロボティクス関連の投資信託などを買った。

■15年

 個別株への投資を本格的に始めた。当初は株主優待を狙って、すかいらーく(3197)やゼンショーホールディングス(7550)など外食銘柄に投資した。外食の優待券なら自分で使えるためだ。

■16年

 下落が続いていたシャープ(6753)に目を付けた。当時は台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業による買収が話題に上がっていた時期だ。鴻海による強いリーダーシップを期待し、買いを入れた。シャープはいずれ復活すると思ったからだ。株価が90円まで下げた時に買ったが、いまは400円強と4倍以上だ。これまでで最も成功した投資だと自負している。

 東芝(6502)も購入した。ちょうど不正会計問題が落ち着き、株価が戻り始めた時期だ。ところが、その後に米原発子会社の巨額損失が発覚。株価は下がり、いまは売るに売れず塩漬けの状態だ。東芝は半導体メモリー事業を手放しても、システムインフラなど強みを持つ分野はまだあるとみている。不祥事などで株価が下がると、本来の企業価値より下がりすぎることがある。同業他社の時価総額と比べると分かりやすい。いまはナンピン買いも検討中だ。

■17年

 友人の勧めもあって、現在は仮想通貨もいくらか保有している。ビットコインやリップル、ネムを持っているが、最初は値上がりするか不安も強かった。資産構成のうち、遊べるお金は3割までと決めている。相場の変動に動揺せず、中長期を軸とした分散投資を大切にしたい。

[日経ヴェリタス2017年7月9日付]

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