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投資家の祭典、GPIFも初参加 個人とガチンコQ&A 「インデックス投資ナイト」金融庁幹部も登壇

2017/7/12

インデックス投資ナイトは毎回チケットが短時間で完売となる人気イベントだ

 インデックス(指数)連動型投資信託などで長期の資産形成をしている個人投資家が年に1度開く手作りイベント「インデックス投資ナイト」。2017年は7月8日に東京・渋谷のイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」で開催した。今回初めて年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や金融庁の幹部も登壇し、個人と交流した。

■金融庁幹部「つみたてNISA」PR

 インデックス投資ナイトは09年から毎年開催し、毎回チケットが短時間で完売となる人気イベント。今年はネットの販売窓口でわずか数分で140人の席が売り切れる「瞬間蒸発」の状態だった。

 冒頭、来賓挨拶にたったのは金融庁政策課の今井利友課長補佐。今井氏は「家計の資産形成には3つの重要な力が必要」とし、(1)金融機関が顧客本位の経営に転じること(2)実践的な投資教育の普及(3)来年から始まる積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)など税制の後押し――を挙げた。

 つみたてNISAに関しては「金額は年40万円と少ないが非課税期間は20年と長い。対象商品も積み立てに適した商品に絞り、大半がインデックス型投信になる。いよいよ我が国でインデックス投資が本格スタートする」と話した。

 インデックス投資はコストの低さなどから有利さが認識され、世界で急速にシェアを拡大中。しかし日本の個人は大半が、金融機関から薦められるままに手数料の高いアクティブ型投信を買っている。公募投信に占めるインデックス投信の比率はこの3月末で16%にすぎない(日銀や機関投資家の保有が9割超である上場投資信託を除く)。つみたてNISAはこうした構造を変える狙いがあり、来年以降の変化が注目される。

◇  ◇  ◇

 特別ゲストとしてGPIFからは投資戦略部次長の森新一郎氏が参加した。森氏は決算期ごとにメディアに運用状況を解説する広報責任者でもある。GPIFは8日に16年度の運用成績が年5.86%のプラス(7兆9363億円の黒字)だったと公表したばかりだ。

■GPIF幹部に個人投資家が直撃質問

 会場から10人程度の個人投資家が一問ずつ質問に立ち、森氏が答える形。質問内容はGPIFの運用を理解するために役立つ本質的なものが多かった。一問一答形式で紹介しよう。インデックス投資ナイトは聴衆がアルコールを飲みながら参加できるのが特色で、質問内容によって会場からなごやかな笑いが起きていた。

 ――GPIFの運用は16年度のように好調なときはさらっと流され、下がったときばかり大きく騒がれる。内部の人はどう感じていますか(笑)。

森氏 悪いときは叱られ、良いときはスルーされるのはもう慣れています(笑)。

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