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絶対行きたくなる 旅ライター厳選、夏の海外3コース

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暑い日本を飛び出して海外へ。日本旅行業協会(JATA)の調査によると、2017年の海外旅行目的地(ゴールデンウイーク期間)の人気第1位は台湾、第2位はハワイ、第3位がシンガポールだった。確かにこのベスト3は行きやすさ、安心感などで順当だ。でも「この夏はひと味違うユニークな旅をしたい」という人もいるだろう。世界を飛び回るトラベルライターの小野アムスデン道子さんが、絶対行きたくなるおすすめの旅先をピックアップした。

日本から近い米国北西部 「テーマのある旅」で巡る

まずは、日本から最も近い米国本土、成田から約9時間で着くシアトルと約9時間20分のポートランド。ちなみに日本-シンガポールは7時間10分ほどなので、時差のハンディはあるものの飛行時間としてはさほどの差ではないだろう。ともに日本から直行便があって、それぞれにユニークなテーマやライフスタイルで注目されている都市だ。

シアトルはスターバックスを生んだ町。今や世界中どこにでもありそうなスターバックスだが、実は世界でここだけにしかないという店舗が2店、シアトルには存在する。1つ目は言わずと知れた1971年にできたシアトル1号店。現存する米国最古の市場「パイク・プレイス・マーケット」の前にある。ここは現在の緑のロゴではなく、創業当時のロゴを掲げて営業している。

2つ目は、スターバックスの高級コーヒー豆である「スターバックス・リザーブ」を焙煎(ばいせん)する世界で唯一の「スターバックス・リザーブ・ロースタリー&テイスティングルーム」だ。再開発の進むキャピトル・ヒルに2014年にオープン。こちらも1920年築の古い建物を生かし、緑のロゴはない。カフェ、ショップ、図書室、ラウンジスペースが入る、約1400平方メートルもある店内の中央に巨大な焙煎機が鎮座し、焙煎された豆が天井に張り巡らされたパイプを通ってカウンターへ行くというコーヒーのテーマパークのような店なのだ。

そのほかにも、少量生産の豆を丁寧に自家焙煎するコーヒー店情報や観光情報など、シアトル・ワシントン州観光事務所の日本語ウェブサイトが参考になる。

[ シアトル・ワシントン州観光事務所 http://www.visitseattle.jp ]

もう1つ、全米一住みやすい町にもよく名の上がる米国北西部の街ポートランドは、エコロジーとサステーナブルを基本とするこだわりのあるライフスタイルが注目されている。路面電車などの公共交通機関や自転車を使って回りやすい町の規模もいい。間接税のないオレゴン州にあるので、お財布にも優しい。

市内には60を超えるビール醸造所があって、自ら「ビールの聖地」と称するほど。ビール好きにはたまらない町だ。使われなくなった学校、劇場、工場をとりこわさず、ビ―ル醸造所兼パブとして再生している店も多い。クラフトビールツアーやフードツアーなど、日本語のツアーも催行されており人気がある。ポートランドの観光局Travel Portlandは、ポートランド生まれのキャラクター「オドナロデュード」がポートランドを案内するというコンセプトの、情報満載の日本語ウェブサイトを展開している。

[ Travel Portland   https://www.travelportland.com/lang/japanese/ ]

時差最大2時間のオーストラリア 夜出発で朝着が楽

飛距離の割に疲労感が少なく、休暇を目いっぱい使いやすいのがオーストラリアだ。

2017年7月現在、成田・関西-ケアンズと成田-ゴールドコーストはジェットスターが、成田・羽田-シドニーは日本航空、カンタス航空、全日空が、また成田-メルボルンはカンタス航空が直行便を就航しており、すべて往路は夜出発で翌朝に現地着だ。

2017年9月1日からは日本航空が、成田-メルボルンの直行便を就航させる。こちらは、往路は日本を午前に出発するが、復路は現地を深夜に出発して朝に日本に到着する。さらにオーストラリアは時差の点からも体が楽だ。国土が広いためタイムゾーンが3つに分かれ、サマータイムの有無によっても異なるが、日本との時差は-1時間から+2時間だ。

ただし、南半球にあるオーストラリアは日本とは季節が逆、つまりこちらが夏休みの時期、あちらは冬であることを念頭に置いて旅先を選びたい。

オーストラリアの魅力は、圧倒的な大自然と食材の豊かさを生かした食。そして、自然と都市の両方を味わえる場所が多いことだ。まず過ごしやすさからいえば、気候が温暖な北部のクイーンズランド州やノーザンテリトリーがおすすめ。

クイーンズランド州は、国立公園の数が1000以上、オーストラリアの世界遺産19のうち5つが同州にある。世界最大のサンゴ礁地帯であり世界遺産のグレート・バリア・リーフなど美しい海とビーチの魅力を味わえる一方、世界遺産に登録されている熱帯雨林の世界最古の森もここならではだ。

温暖なケアンズは一年を通して泳ぐことができる。スプリングブルック国立公園にあるナチュラルブリッジでは輝くツチボタル(ホタルという名前だが岩に生息する光る虫)が無数の光を放ち、美しい夜空とともに幻想的な風景を見られるだろう。ラミントン国立公園では原生林の木々の間にかけられたつり橋を歩く「空中散歩」も体験できる。

[ クイーンズランド州政府観光局 https://www.queensland.com/ja-jp ]

 ノーザンテリトリーは、熱帯雨林地域や赤土の大地が広がるダイナミックなアウトバックの自然、先住民アボリジニの文化など独特な持ち味がある。冬で乾期にあたるこの季節は、過ごしやすい気温だといえる。一度は見ておきたい大自然の絶景が広がるカカドゥ国立公園やウルル-カタ・ジュタ国立公園などの世界遺産を目指すのもよいかもしれない。

[ ノーザンテリトリー政府観光局 http://northernterritory.com/ja-jp ]

シドニーのあるニューサウスウェールズ州や、メルボルンのあるビクトリア州なども冬ではあるが、高山にスキーに行くというのでなければ凍える寒さというわけではないので、逆にオフシーズンなりの宿泊料金などを狙って行くという手もある。

[ ニューサウスウェールズ州政府観光局 http://jp.sydney.com ]

[ オーストラリア政府観光局 http://www.australia.jp ]

スリランカ アーユルベーダとコロニアルに浸る

インド洋の島国スリランカは、その形や自然の美しさからインド洋の真珠とも涙とも称される。森林にそびえ立つ山のような巨大な岩が圧倒的なシギリヤロックや、高い岩山の石窟の中に仏像や壁画が並ぶダンブッラ石窟寺院をはじめ、九州より小さい国に8つもの世界遺産がある。また、100を超える自然保護区があり、野生の象を見るサファリツアーや象の孤児院など、象を驚くほど身近で見ることができる。

スリランカに今も息づく伝統医学アーユルベーダは、単なるトリートメントの提供だけではなく体質診断を踏まえてプログラムを作ってくれる施設を選べば、生活改善のきっかけになりそうだ。コロンボから車で3時間のマータレーにある「アーユピヤサ」は日本語が分かるスタッフがいるので、コミュニケーションがとりやすい。アーユルベーダ専門医による問診と脈診を経て、一人ひとりに合わせてトリートメントを選んでくれる。早朝のヨガから始まるスケジュール、野菜を中心にした品数の多い食事などで、日ごろの不規則な生活を正してみたい。

[ アーユピヤサ http://www.ayupiyasa.com/index_j.html ]

スリランカならではのユニークな滞在先をチョイスするのもいい。スリランカの生んだ天才建築家ジェフリー・バワの手になる自然に溶け込んだようなホテル「ヘリタンス カンダラマ」は、エキゾチックな熱帯の自然とモダンさが見事な建築だ。

また、ポルトガル、オランダ、英国の統治を経た歴史から、コロニアルな建築美を誇るホテルも多い。コロンボ郊外にある「マウント ラビニア」は、かつて英国総督の邸宅だったという歴史を持つホテルで、ビクトリア朝のたたずまいが美しい。スリランカ人の女性ダンサーであるロビニアが人目を忍んで会いに来られるよう英国総督が掘らせたというトンネルが今も残り、ロマンチックな雰囲気が漂う。

[ マウント ラビニア ホテル https://www.mountlaviniahotel.com ]

スリランカ航空の直行便を利用すれば、成田からコロンボまで約9時間20分。シンガポールやマレーシアのクアラルンプール、タイのバンコクを経由して行く方法もある。

まとまった休みが取れる夏。自然や文化、歴史がインパクトを残す旅先を選んでみてはいかがだろうか。

小野アムスデン道子
 世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経てフリーランスに。東京とポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

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