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東大合格校に異変 公立トップへ横浜翠嵐の熱血教員団 神奈川県立横浜翠嵐高校の佐藤到校長に聞く

2017/7/16

佐藤校長は「どれも生徒をガチガチに管理しようとしているのではありません。これを基に現在の状況を共有し、生徒と教員の向く方向をそろえるためです」と話す。

16年卒の担任でもあった中村教諭はいう。「実は16年卒の高1入学時の家庭学習時間は平均して1時間38分と目標の3時間を大きく下回っていました。教員側もこれではいけないと思い、もっと生徒の心に火をつけるような授業のやり方を考えました。ノートも細かく添削するなどして、先生たち全員でがんばったのです」

中村先生は31歳の熱血イクメン教師

中村教諭には回顧談がある。「学生時代にある予備校で、生徒をやる気にさせる、すごく面白い講義を聞いて考えさせられました。高校でこんな授業を受けたかったなと。そんな思いで教師になりました」

■イクメン教師も奮闘

翠嵐の先生は忙しい。中村教諭の場合、子育て中の「イクメン」でもあるため、午後9時に子供と一緒に寝て、なんと午前1時半に起床する。それから授業の準備を始め、生徒が書いたものの添削、進路指導の仕込みなどに早朝まで時間を費やす。その後登校し、放課後は質問に来る生徒の相手をし、夕方には帰宅して子供を風呂に入れるという。「睡眠時間4時間半なんてよくないですよね。ただ、生徒も頑張っているので今を一生懸命全力でやりたいと思っています」と話す。31歳の熱血イクメン教師だ。

授業の質を高め、有名大学の「赤本」を並べた自習室60席は平日だけでなく、土日も開放した。翠嵐はもともと部活動や文化祭、体育祭などの行事も盛んな学校だ。現在も9割の生徒が何らかの部活動・同好会に属している。「勉強だけでは、将来の人材は育たない」(佐藤校長)として、部活動は週5日制。午後3時半に授業は終わり、そして部活動。下校は午後7時まで。確かに教員も生徒も忙しい学校だ。

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