トラディショナルを愛す フィレンツェの若き洒落者
ピッティ・ウオモ JUNE 2017 スナップショット (3)
世界最大級のメンズファッションの展示会「ピッティ・イマージネ・ウオモ」。イタリアのフィレンツェで年2回、開かれる国際見本市には、世界からバイヤーなど3万人もが集まる。これまでに掲載したスナップショットでは、大人の洒落(しゃれ)者たちを紹介してきたが、今回は6月の会場で出会った若手にスポットをあてる。
サミア・イムラン氏( Samir Imran )
UAE「Bureza」オーナー
「私が普段フォーカスしているスタイルは、クラシックでトラディショナルなカットです。好きな1950~60年代のクラシックなラインとフォームを参考に使います。でもシルエットやカットをモダナイズすることを心がけています」
ニコラ・ラダーノ氏( Nicola Radano )
伊「SPACCA NEAPOLIS TIE」オーナー
「このビスポークスーツはビンテージのソラーロ生地(光によって色の見え方が変わる素材)。『サルトリア・チャルディ』というナポリのテーラーが仕立てました。全てハンドメードです。長めのジャケットにハイウエストのトラウザーズ。ネクタイは自分のデザインです」
ドミニク・ヨキメク氏( Dominik Jochymek )
「きょうはエレガントなスタイルをフォーカスしました。ダブルブレストのジャケットは幅の拾いストライプを選び、シャツは細めストライプをパターンとして使っています。良くマッチしてると思います」
シモーネ・ロッソ氏( Simone Rosso )
伊「VITALE BARBERIS CANONICO」
コミュニケーションマネージャー
「今夜、私が選んだ服装の配色は茶色と黒、そして白のシャツです。この配色は何か特別なものをフォーマルな服装に足す事ができると思います」
以下のスナップショットもあわせてご覧ください。
(1)「クラシック! それが男の装いで一番大切なこと」
(2)「パリ、チフォネリのスーツを愛す サザビーズ仏CEO 」
(4)「白と青、地中海の色が好き イタリア男が装いを語る」
(5)「キーポイントは『季節』 色で遊び、夏を服で表現する」
(6)「チーフから眼鏡まで色彩統一 地元ブランドの洒落者」
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