肩凝り知らず? 真っ二つに割れるキーボード
中央から左右に分割できるコンパクトキーボード。もちろん合体させれば、通常のキーボードとしても使える(図1)。左右のキーボードは付属のUSBケーブルで接続する(図2)。丈夫な作りで強めに入力しても安定感があり、スタンドで傾斜角度を調整できる(図3)。
キーボードをタイピングするときは、どうしても両手がくっついた窮屈な姿勢になりがちだ。それは、テンキー付きの大きなキーボードでも、アルファベットキーの部分のサイズは変わらないので同じだ(図4)。しかし、「バロッコ」ならキーボードを左右に分割することで、両腕を広げた自然な姿勢で入力できるメリットがある(図5)。
キースイッチには、高級メカニカルキーボードで使われている「チェリーMXスイッチ」を採用。チェリーMXスイッチは、「青軸」や「茶軸」など色によってキータッチが変わるが、バロッコは軸色の違いで4つのモデルを用意する(図6)。パッケージには、キートップを交換するための工具や、接続用のUSBケーブル類が付属する(図7)。
楽な姿勢で入力できるようにキー配置を工夫したエルゴノミクスキーボードはいくつかあるが、大型で場所を取るものが多い。バロッコはコンパクトで場所を取らないのが魅力だ。慣れてしまえば、腕を楽に広げて気持ち良く入力できる。肩や背中の凝りが気になる人にお薦めだ。
サイズは幅295.5×奥行き124.5×厚さ39.5mm(スタンド含まず)、重さは670g(ケーブル含まず。)キー配列は英語US配列で、キー数は62だ。
(ライター 湯浅英夫)
[日経PC21 2017年8月号の記事を再構成]
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