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ポイント賢者への道

ポイント、グループ内で統一 ためて使える店舗増加 ポイント賢者への道(18)

2017/7/5

PIXTA

同じ企業グループ内で異なる種類のポイントが併存するのをやめて、統一する動きが加速しています。7日にはJR九州で「JRキューポ」が誕生します。これまでインターネット列車予約、クレジットカード決済、ICカード利用で別々に付与されていた3種類のポイントが一つとなり、使い勝手が高まります。

グループ内でポイントを統一する動きは2016年から目立ちます。イオングループでは「WAON POINT」、阪急阪神グループでは「Sポイント」が誕生しました。グループ内であればどのサービスでも同じポイントをためて使えるようになります。

JR東日本で16年2月に生まれたのが「JRE POINT」です。アトレやグランデュオといった各駅ビルでポイントカードが統一され、相互に利用できるようになりました。

JR東日本で注目したいのは今後の予定です。まず電子マネー決済時にたまる「Suicaポイント」が17年12月、JRE POINTに生まれ変わります。約5万あるSuicaポイント加盟店でためたポイントを各駅ビルで使ったりできます。さらにクレジットカードのビューカードでたまる「ビューサンクスポイント」も18年度中に統合される予定です。

ポイントの統合はグループ店舗間で相互に客を誘導し合うのが狙いです。2つ以上の店舗を使う人の数が1.5倍以上に増えたという結果もあるようで、今後も様々な企業グループで統合が進みそうです。

カード保有者は利用範囲の拡大によりポイントをためて使える機会が増えます。カード提示で付くポイントとは別に、クレジットカード決済でポイントが得られる場合もあります。新しいカードに切り替える必要がある場合は早めに手続きしておきましょう。

菊地崇仁
北海道札幌市出身。1998年に法政大学工学部を卒業後、NTTに入社。社内システムやLモードの料金システムの開発などに携わり、2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。06年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、11年3月代表取締役に就任。一般からプラチナまで、57枚のクレジットカードを所有。

[NIKKEIプラス1 2017年7月1日付]

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