がん告知を受けた妻が語る 夫にしてほしい7つのこと

日経Gooday

相談をして、妻とこれからのことを決めたところから、運命共同体です。自分ががん告知を受けたらどんな不安を感じるか、妻になったつもりで考えてみてください。これからずっと、妻は夫とともに病気に立ち向かうのです。覚悟を決めてください。夫婦の在り方が試されるときです。

この一大事をうまく切り抜ければ結束が固くなりますが、うまく行かないで夫婦のバランスが崩れると、離婚の可能性もあります。悲しいことに病気を機に離婚を決める夫婦は多いのです。

妻の笑顔は、ありったけの強がりです。笑っていても心は泣いていると思ってください。大好きな家族の前で、泣きたくありません。自分が悲しむことより、家族が悲しむことのほうが、妻(母)は辛いのです。笑顔を作る妻を応援してください。

1. 「よく頑張っているね」と言ってほしい

しかし応援と言っても、「頑張れ!」ではなく、「よく頑張っているね」と、その行動を認め、ねぎらってください。一生懸命頑張っている人に、もっと頑張れと言うのは酷です。

2. 夜、ベッドでは泣かせてください

子どもの前では泣けません。次の検査まで、もしくは次の検査結果が出るまで、妻は家族の中では、明るい母を演じ続けます。その分、一人になったときに泣きます。私はシャワーを浴びるとき(声が聞こえない)やベッドで泣くことが多かったです。涙も気持ちを発散させる効果があり、次のステップに進むために必要です。そんなときは面倒くさがらずに一緒にいてほしいのです。

3. 寄り添って、一人にしないでほしい

がんという爆弾を抱えた妻は、とてもナーバス、ネガティブになっています。一人になることを一番怖がっています。混乱して、どんな言葉も届かない、もしくは聞きたくないと心を閉ざす可能性もあります。逆ギレされる場合もあるでしょう。

例えば、「私、どうしてがんになったの?」と聞かれ、夫が「分からないよ!」と答えたとします。妻は「そんな冷たい言い方しないで、他人事なのね」とキレるかもしれません。でもそれはすべて不安で寂しいからだと考えてください。じゃあどんな声掛けをしたらいいでしょう。

前述した夫の気持ちを推測してみると、おそらくショックを受け動揺しているのは夫も同じだと思います。妻に聞かれてもどう答えてあげたらいいのか分からない、どうしよう……と泣き出したい気持ちも同じかもしれません。

4. 家族も第2の患者、一緒に歩いていきましょう

治療が終わった今の私が言えることは、夫も本音を言ったほうがいいような気がします。自分もショックを受けてどうしたらいいか分からないけれど、一緒に考え進んでいこう。そう言ってもらえたら、納得するような気がします。

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