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周囲に合わせすぎ? 同調圧力を逆利用する3つの方法

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NIKKEI STYLE

日経ウーマンオンライン

周囲から受ける圧力を「ピア・プレッシャー(同調圧力)」といいます。これは悪い影響だけでなく、いい影響を及ぼすこともあるんです。今回は、同調圧力をよいものに変える3つの方法を教えましょう

気遣いや気配りでストレスをため込んでいない?

仕事で、周りに対する気遣いや気配りをしすぎてしまい、疲れてしまうことはありませんか?

ちょっとした気遣いや気配りは、仕事上のコミュニケーションを円滑にし、仕事をスムーズに進めるのに役立ちます。気遣いや気配りはビジネス上、大切なスキルの一つです。

また、私たちは「人から批判されたくない」「人から認められたい」という思いを持っています。だからこそ、私たちは、気遣いや気配りをするわけです。

でも、もしあなたが

・会議などで周りと違った意見を言えない

・本当は伝えたいことがあるのに、自分の考えを主張するのが怖い

・自分がやる必要がない仕事でも、誰かに迷惑をかけると思うと引き受けてしまう

・気乗りしないランチや飲み会の誘いを断れない

・自分の仕事は終わっているのに、周囲に合わせて帰れない

など、周りの人の目を気にしすぎるあまり、無理をして周りに合わせているとしたら、心身ともに疲れ果て、ストレスをため込んでしまいます。

周囲の仲間から受ける、こうした「ピア・プレッシャー(同調圧力)」は、いい影響を及ぼすことも、悪い影響を及ぼすこともあります。

同調圧力を前向きに利用してしまう3つの方法

例えば、あなたは仕事が終わっていて定時に帰れる状況でも、周囲が遅くまで残業していると、あなたもなんとなく残業してしまったことは、ありませんか?

これは、誰かにはっきり指示されたわけでもないのに「周囲に合わせないといけない」という心理的圧力に、圧倒されてしまったからです。

これに対して、心理的プレッシャーを前向きに活用することもできます。例えば、ちょっと難しい仕事に取りかかるときに、「同僚も頑張っているから、自分も頑張ろう」「周りが応援してくれているのだから、やってみよう」と思えたとしたら、前向きに仕事に取り組むことができます。

どうせなら、ピア・プレッシャーは、前向きに活用したいもの。せっかく働くなら、気分よく働ける時間を増やしたいですよね。

そんなことは頭では分かっていても、やはり気配り・気遣いしすぎてしまう、息苦しいと感じるときは、どうしたらいいのでしょうか?

今回は、3つの解決策をご紹介します。

【1.分けて考える】

もしかしたら、あなたは会社、上司、同僚からの期待や空気を読んで対応するのは、「社会人として当然の義務だ」と思い込み過ぎているのかもしれません。しかし、周囲の期待に完璧に応えることは、あなたの義務ではありません。

誰にでも、キャパシティーがあります。自分の限界を超えてまで仕事をすることはできません。むしろ、安請け合いや無理をし過ぎて、あなたが体調を壊ししてしまうことのほうが、デメリットが大きいこともあるのです。

相手の意向と、自分が提供できるものにギャップがあることは、少なくありません。あなたは自分の考えやキャパを主張してもいいのです。その上で、現実的な落としどころを探っていくのが、オススメです。

これを、アドラー心理学では「課題の分離」といいます。あなたは、あなたがコントロールできることに集中すればいいのです。相手にしかコントロールできないものは、相手の課題として捉える。

このように境界線を引くことで、あなたが具体的にすべきことが明確になっていくのです。「相手の期待に100%応える」など、あなたがコントロールできないことをやろうとすると、エネルギーを消耗するだけで、思うような成果が出ません。

まずは、「周囲の期待」と「あなたのキャパ」を分けて考えてみましょう。

【2.「仕事の一つ」と捉える】

あなたが、無理しすぎて周囲に合わせてしまうのはどんなときですか?

自分の意見や考えを言う、有給休暇を取る、残業の必要がないときに定時に帰る、キャパオーバーのときに仕事を断る、気乗りしないランチや飲みの誘いを断るなど。無理しすぎてしまう場面は、人によって異なります。

まずは、あなたが無理しすぎてしまう場面を特定しましょう。特定できたら、その場面で「意見を言う」「休む」「断る」ことなどは、「仕事の一つなのだ」と捉えてみてください。

あなたが、ピア・プレッシャーに圧倒されずに、適切な行動を取ることは、「わがまま」や「スタンドプレー」ではありません。仕事の一環なのです。そう捉えられるようになると、あなたがプレッシャーに感じていることも比較的容易にできるようになります。

【3.カウントする】

そうはいっても、「やっぱり今の職場の状況・雰囲気からすると、いきなり行動を変えるのは難しい」ということもあるかもしれません。

そんなときは、あなたが「無理して周囲に合わせている」と感じた回数を「正の字」でカウントしてみましょう。

あなたの行動を「見える化」するのです。

自分が気遣いや気配りをし過ぎていると感じた回数を記録することで、「すごく無理している気がしていたのに、1日3回か。大騒ぎするほどのことでもないな」と冷静になれたり、「私、今日は15回も無理して周囲に合わせていたんだ。それは息苦しくなるわけだ」など、見える化するのです。

事実が分かれば、冷静に判断することもできます。その上で、これからどうしたいか考えて対策を練ればいいのです。

「いきなり行動を変えるのは無理」「ピア・プレッシャーに打ち勝たないといけないと思うと、さらにプレッシャーになってストレスが増えそう」という方でも、自分の行動を客観的に記録することは簡単にできます。ぜひ、試してみてください。

◇  ◇  ◇

今、仕事のプレッシャーに押し潰されそうになって、苦しくなっている方がいるかもしれません。ですが、仕事って本来楽しいもの。義務感や強制だけでなく、やりがいや充実感を感じられるからです。ほんのちょっとでも、仕事を楽しめるようになるヒントになれば幸いです。

大平朝子
 メンタルコーチ・問題解決の専門家。国家公務員試験を首席合格。裁判所書記官として、年間2000件の裁判記録を扱う中で問題解決のある法則を発見し、独立。教育団体、女性団体、外国人リーダー向けに、講演・研修を実施。無職だった夫をベストセラー作家にした手法が注目され、女性経営者など2300人以上の問題解決に携わる。著書に「ダラダラ気分を一瞬で変える 小さな習慣」(サンクチュアリ出版)。

[nikkei WOMAN Online 2017年6月6日付記事を再構成]

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