How to

メガネ選びで「好印象」 まず三大定番デザインを知る

MEN’S EX

2017/6/26

2. BOSTON ボストン
顔つきを和らげ、「紳士の余裕」を描き出す

全体的に丸みが強く、下に向かって緩やかな逆三角形ラインを描くのがボストンシェイプ。前ページのウェリントンと比べると、ヒンジ(蝶番)部分がやや下に位置し、これが丸みのあるブロウラインに繋がっている。ウェリントン同様に縦幅は長め。

JISCO(ジスコ) 逆三角形に丸みを帯びさせた「逆おにぎり型」がいかにも柔和な雰囲気の一本。こちらは非常に軽い作りにも注目したい。この種の樹脂フレームには少数派の脚付きノーズパッドにクリアシリコンを組み合わせており、掛けたときのホールド感が抜群なのだ。2万7000円(エイトオプティク)

【どんな印象に見える?】

◎曲線ラインが柔和な印象を生む
◎中庸なシェイプが上品に見せる

【どんな顔型に似合う?】

縦幅が長く曲線的なフレームは、面長や四角顔と好バランス。顔型の主張を和らげるので、顔型にコンプレックスがある人にもおすすめだ。また逆三角な顔にも「逆おにぎり」ラインが自然に馴染む。丸顔はラインの丸さが目立ってしまい△だ。

【どんなファッション嗜好に合う?】

◎ポロ+チノが休日の定番着だ
Tシャツほど砕けすぎず、ドレスシャツやウールパンツほどかしこまらない。そんなベーシックカジュアルに、紳士的な佇まいのボストンは好相性。ポロ+チノのシンプルスタイルにも程よいアクセントが生まれる。

メガネは上と同じ。ポロシャツ2万4000円/リングヂャケット(リングヂャケットマイスター 青山店) パンツ2万8000円/シビリア(ストラスブルゴ)

◎渋い色柄が好みだ
落ち着きのある印象がボストンフレームの持ち味。グレーやアースカラーなどマイルドな中間色のワードローブと同じテイストで、マッチングは抜群だ。ビビッドな色より、つい渋色に手が伸びる、という人におすすめ。

メガネは上と同じ。スーツ10万円/ビームスF(ビームス 銀座) シャツ2万300円/ギ ローバー、タイ1万6600円/ニッキー(以上シップス 銀座店)

■Variations

FISH & CHIPS(フィッシュ&チップス) テンプルとブリッジに施した繊細な彫金がリッチな人物像を演出。アンティーク仕上げの上から使い込んだ風に見える加工を乗せたひと手間には脱帽だ。2万6000円(デコラ)

BOSTON CLUB(ボストンクラブ) チタンのハーフリムにアセテートのフルリムを組み合わせた個性派。ボストンシェイプの上品さに加え、ブロウ部分の銀ブチが知性も漂わせる。3万2000円(グロス銀座)

■ソフトな人柄を伝える最良のフレームがコレ

全体に丸みを帯びつつ、下方に向かいすぼまったシェイプを描くボストン。この独特のラインは、三角でも四角でも丸でもない中庸さが特徴だ。それゆえ、掛けたときの印象も温厚かつ柔和なものとなる。奥ゆかしい上品さからは知性も滲み、まさしく“紳士的な大人”というイメージがぴったりくるデザインだ。かの「インディ・ジョーンズ」シリーズで、ハリソン・フォードが着用しているのもボストン系。教鞭をとるシーンや会食の場面などに登場するが、冒険時のワイルドな風貌とは対照的な学者然とした佇まいが印象深い。これはメガネの影響も大きいだろう。

プラスチックフレームに加えてメタル製のボストンも多くあり、こちらはさらにクラシックで繊細な印象。素材で雰囲気が大きく変わる点もボストンの面白さだ。いずれにしろ、「険のある顔つきを和らげたい」「部下に親しみをもたれたい」といった要望にはボストンが最適。ジェントルマンを志す人にこそおすすめだ。

◇ボストン×ウェリントンの「ボスリントン」も増加中◇
一粒で二度おいしいメガネが半歩先行く人の人気を獲得
MOSCOT(モスコット)

ボストンとウェリントンの中間的シェイプをもつ「ボスリントン」も増加中。丸みを帯びたシェイプはボストンのそれだが、ヒンジ位置が高めに設定されているため、ブロウラインが直線的でウェリントン風になっている点がポイント。印象も両者の中間といえる。2万7000円(モスコット トウキョウ)
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