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複数パソコンを自在に行き来 マウス新ソフトに感激

戸田覚のPC進化論

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NIKKEI STYLE

日経トレンディネット

僕はロジクールの高性能マウス「MX MASTER」を愛用している。そのマイナーチェンジモデル「MX MASTER 2S」が登場した。

MX MASTERは、もう2年ほど利用していて、これ以上のマウスはもう現れないのではないかと思っている。実際、今回の新モデルはマイナーチェンジにとどまっていて、本体はMX MASTERとほぼ同じだ。既に十分な数のボタンやホイールを搭載しているので、これ以上は機能が増えても使いこなせないだろうと思う。長年マウスを作り続けてきたメーカーのトップエンドモデルだけに、大きく形を変える必要がないほど完成しているのだ。

では何が変わったのか。一番の違いはアプリだった。

「ロジクールFLOW」がすごすぎる

今回の新マウス登場に合わせてリリースされたのが、新機能「ロジクールFLOW」だ。専用アプリをパソコンにインストールすると使用できる機能で、新登場のマウスに加え、一部のキーボードも対応している。

以前からロジクールの上位モデルのマウスでは、3台までのパソコンと接続できるようになっていて、操作するパソコンをボタンで切り替えることができた。例えば、机の上にデスクトップとノートパソコンが置いてあっても、マウスは1台でOKだったわけだ。自宅用とモバイル用など複数のパソコンを使うにはとても便利だ。

ところがロジクールFLOWでは、この切り替えさえいらない。マルチモニターを利用しているときのように、一方のパソコンに表示されているマウスポインターを隣のパソコンの方に動かしていくと、隣のパソコンの画面にポインターが移動し、自動的に操作できるパソコンが切り替わるのだ。しかも、対応するキーボードを使っていれば、キーボードも同時に切り替わる。

驚くべきは、WindowsパソコンとMacの両方に対応していること。Windowsの画面上でマウスポインターを動かしていくとMacに切り替わり、そのまま使えてしまう。

さらに、クリップボードも共有できる。Windowsパソコンでコピーした画像をMacに貼り付けられる……何と便利なのだろう。しばらく使っているのだが、もうこの便利さには脱帽するしかない。複数のパソコンを使っているユーザーには無条件でおすすめしたい。

僕は今年、デスクトップのMacを買い換える予定だ。Windowsのデスクトップが2台あるので、都合3台の環境だが、これを1つのマウスで操作できてしまうのだから素晴らしい。キーボードも1つにできれば言うことなしなのだが、残念ながら原稿を書くメインマシンは東プレ製キーボードから逃れられそうにないので、残り2台を1つのキーボードで使えるようにするつもりだ。

従来モデルの欠点が解消された

ソフトのすごさに気を取られそうだが、マウスとしての性能も従来のMX MASTERから進歩している。MX MASTERは僕にとって百点満点に近かったが、唯一不満だったのがバッテリーの持ちだった。1カ月くらいは持つとはいえ、充電が面倒なのだ。

だがMX MASTER 2Sは、バッテリー駆動時間が最大40日から70日に延びている。1日分のバッテリーを充電する時間も、4分から3分に縮まった。つまり、作業中にバッテリーが切れても、とりあえず3分だけケーブルにつなげばその日はどうにかなる。1日の作業を終えたらケーブルにつないでおけば、翌朝にはフル充電されているというわけだ。

MX MASTER 2Sはセンサーも進化した。従来は解像度1000dpiのDarkfieldレーザーセンサーだったが、4000dpiにまで高性能化したのだ。。一般に解像度が高いほうが、小さな動きでも正確にマウスポインターをコントロールできる。

そんなに微細な違いが分かるのかと思うかもしれない。僕もそう思っていたのだが、実際に使ってみると確かに違う。マウスポインターがなめらかに動くように感じるのだ。また、動きだしのキレがいい。僕は28型の4Kディスプレーを使っているのだが、そんな大画面ディスプレーでは、より違いがよく分かると思う。

またMX MASTER 2Sは、ガラス面でも操作できるようになったという。ガラスの厚さは4mm以上という条件が付くが、試しにiPadの画面上で動かしてみたところ、何の問題もなく作業できた。

外観は、ボディーカラーを除けばまったく同じ。色は3色あるが、どれも甲乙付けがたい良い色合いだ。ただ、僕としてはロゴが変わったのがちょっと気に入らない。安価なモデルならポップな新しいロゴでもいいのだが、高性能モデルは前のロゴのほうが似合うと思うのだ。

同時に3つのモバイル用マウスが登場

MX MASTER 2Sと同時にモバイルに適した3モデルも登場したので、ついでに紹介しておこう。高性能モデル「MX ANYWHERE 2S」(1万130円)、コンパクトでボタンが少なく、2台のデバイスで切り替えて使える「M590 MULTI-DEVICE SILENT」(3750円)、「M585 MULTI-DEVICE」(3500円)だ。いずれもロジクールFLOWに対応している。

このうちM590は、従来モデルに比べてクリック音を90%軽減しているのが特徴。M585との違いは、この静音性と本体のカラーだ。実際に使ってみると確かにクリック音は小さく、静かな図書館などでも迷惑にならないだろう。モバイル用にはとても良いと思う。

M590とM585は電池駆動で、単3形乾電池1本で最大24カ月使えるという。電池残量のインジケーターもあるので、使い勝手は非常にいい。そんな点もモバイルに向いているところだ。

僕としては、1年以上持つなら内蔵バッテリーより乾電池式のほうがいいと思う。乾電池は環境に優しくないが、充電池を使えば済む話。いざとなったら購入した乾電池を使えるのもいい。自宅やオフィス用のMX MASTER 2Sと使い分けるのも良さそうだ。

戸田覚
 1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。

[日経トレンディネット 2017年6月13日付の記事を再構成]

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