博多華丸・大吉は16年2位から5位へと3ランクダウンしたが、支持が根強い。「普段のしゃべりももちろん面白いのだが、ネタがそれ以上に面白いので、もっといろんな場所で披露してほしい」(51歳男性)といった声も強い。あらゆる分野の番組に引っ張りだこでありながら、精力的に舞台に立っていることが人気を確固たるものにしているようだ。好きな理由は「ネタが面白いから」(68%)が最多。一言コメントが光る大吉は、16年に続き単独でも13位にランクインした。

イモトは感動もくれる人

20位以内に入ったブルゾンちえみ、イモトアヤコ、渡辺直美の女性芸人3人は、いずれも同性からの支持が高いのが特徴。「最近は女性ピン芸人が面白い」との声が多く、3人のいずれも「キャラクターが好き」を理由に挙げる人が多かった。「イモトアヤコのように、バラエティ番組で笑いだけでなく感動を与えてくれる芸人が好き」「渡辺直美さんのトーク番組と、ご自身に密着する番組をもっと増やしてほしい」など、その人となりを知りたいという声が目立った。

今回17位に初登場したのがメイプル超合金のカズレーザー。ブルゾン、イモト、直美と同様に「キャラクターが好き」(74%)が理由のトップだった。ブレイクして間もないにもかかわらず、4月から地上波初の冠番組『絶対!カズレーザー』(テレ朝)が始まったほか、『良かれと思って!』(フジ系)でもMCのポジションを獲得。この調子でいくと、18年はさらにランクをアップさせる可能性が高い。

初登場を除いて16年よりも3ランク以上アップしているのはサンドウィッチマン、ビートたけし、松本人志、イモトアヤコ、高田純次、志村けん。いずれもこの1年間に、バラエティ以外にCMやドラマなどで露出していたという共通点がある。「あちこちで見かける顔」であり続けることが、好感度の高さを保つ秘訣といえそうだ。

調査概要:現在活躍しているお笑い芸人の人気度を測る世論調査を実施
質問項目:日経エンタテインメント!編集部がピックアップしたお笑い芸人286組を対象に、「一番好きな芸人」「一番嫌いな芸人」「2016年にブレイクしたと思う芸人」「2017年に消えると思う芸人」の4項目について当てはまる芸人をそれぞれ1組選択。併せて、その理由も各設問の選択肢(5項目)から選んでもらった(複数回答可)。
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年3月1~13日
回答者:日経BPコンサルティング調査モニターより1000人が回答。ウエイトバック集計。男女比は半々。25~34歳 28%、35~44歳 37%、45~54歳 35%

(ライター 遠藤敏文、木村尚恵)

[日経エンタテインメント! 2017年7月号の記事を再構成]