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食べ物 新日本奇行 classic

豚骨ラーメンに紅ショウガ 白濁スープにアクセントを 紅ショウガ(2)

2017/7/9

 前回、関東と関西のショウガに違いがあることが明らかになった。今回は、列島の両端に目を転じる。

ご意見 紅ショウガは、例の北海道の甘い赤飯には欠かせない彩りとなっております。いわゆる刻みではなくスライスしたものがペタリと。着色料が移ったところが、甘納豆と相まって幼いころの記憶に残っております。ついでに言うと、甘くないアズキの赤飯は大人の赤飯だと認識しておりました(インゲンさん)
赤飯に紅ショウガ

 帯広にお住まいの方から「北海道全体として甘納豆入り赤飯が食べられているように書かれていますが、私が生まれ育った帯広のスーパーではほとんど見かけたことがありません…北海道の人なら甘納豆入りの赤飯を食べていて当然ということに、わたしのアイデンティティーがひどく傷つけられた」とのメールをいただいた。

 甘納豆入り赤飯が北海道生まれで、いまでも広く食べられているとは書いたが、どこでも誰でも食べているとは書いていないんだけどなあ。地図の都道府県別データはご覧になりました? でも気を悪くしたらごめんなさいね。

 ともかく甘納豆赤飯に紅ショウガは必要条件? そうなんですか?

久留米ラーメンに紅ショウガ
ご意見 紅ショウガといえば久留米ラーメンでしょう!
 戦後久留米で白濁とんこつラーメンが誕生したころ、中華ソバにつきもののメンマが手に入らないので地元の干し竹の子をシナチクと称して使っていたそうです。そのシナチクは水で戻して油で炒められた後、なぜか食紅で真っ赤に染められていました。色気のない白濁とんこつラーメンに「青いネギ」「黒い板海苔」そして「赤いシナチク」で食欲をそそりたかったんでしょうね。
 その後、その干し竹の子も価格が上がり、とんこつスープと相性のいい紅ショウガが取って代わった、ということらしいです。
 インスタントのとんこつ味カップラーメンにも、紅ショウガはデフォルトで入ってますね。以前はラーメンに初めからトッピングされていましたが、最近は「スープの味が変わるから」と、別容器で提供する店が増えました(久留米やきとり学会 豆津橋渡さん)
久留米ラーメンの老舗「南京千両」

 久留米でとんこつラーメンが生まれたのは昭和12(1937)年。ただしこの時点では白濁していない。白濁スープが誕生するのは戦後のことである。豆津橋さんのメールはそのころの久留米ラーメンの事情をほうふつさせて貴重。

 最近は紅ショウガを別容器で出す店が増えたというのは私にとっては朗報である。そうこなくっちゃ。

ソーキそば
ご意見 沖縄で紅ショウガといえば「沖縄そば」ですよね~。ソーキと青ねぎとともにギラリと自分を主張していますよね。また、紅ショウガを入れすぎてスープがピンク色になってミョーにすっぱ辛くなるんですよね~。うっ。
 でも、最近の沖縄そばの通好みの一品には、紅ショウガではなくショウガの千切り(針ショウガ)がのっていますし、出し汁も薄味系が主張しはじめています。分厚いルージュよりも素肌美人系が好まれる昨今、沖縄そばも例外ではなかったのでした(沖縄チャンポンさん)

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