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食べ物 新日本奇行 classic

握りずしにガリ、ちらしずしに紅ショウガ 違いは何? 紅ショウガ(1)

2017/7/8

PIXTA

 紅ショウガをテーマにすることに際して、最初に告白しておかなければならない。私って紅ショウガが嫌いなのよ。社員食堂でも紅ショウガがたびたび登場するけれど、料理の受け渡し口でいつも「紅ショウガ抜いてください」と大音声でおらぶのである。おっと「おらぶ」は久留米弁であった。叫ぶのである。

 牛丼を食べるときにも決して紅ショウガが入ったプラスチックの箱には手を出さない。

牛丼屋の紅ショウガ入れ
ご意見 牛丼店やラーメン店のカウンターに置いてある紅ショウガの容器。どこの店にいつ行っても、蓋を開ければ満杯になってますが、あれはやっぱり常に上から継ぎ足してるんでしょうか?…とすると、下の方のは…(中林20系さん)

 という問題も発覚したが、手を出す同人はあの容器の底の方がどうなっているかに思いをはせてみるのも一興であろう。

 で、九州でラーメンを食べる際にも、紅ショウガでスープをピンクに染めたりはしない。最初から入っていればどける。

 家でお好み焼きや焼きそばをつくるときも紅ショウガは買ってこない。従ってウチの子供たちは鉄板系コナモンと紅ショウガの深い関係をいまだに知らない。

 でも嫌いだからといって公平を欠く書き方は決してしない。食べ物は等価である。

すし店のガリ

 むしろ今回、紅ショウガを論じるに当たっては積極的に食べてみるつもりである。ひょっとして好きになるかも。だってすしのガリは嫌いではないんだもん。

 では紅ショウガとガリはどこまで同じでどこまで違うかというと、同根ともいえるし微妙に違うとも言えそうである。

 紅ショウガは本来は「ショウガの梅酢漬け」であり、シソとともに梅漬けの中に漬けたもの。甘酢に漬けたものもあって、これがすし店で登場するとガリになる。

『食べ物起源事典』には「ショウガの酢漬けは、関東では、薄く切りすしの添え物に、関西では、梅酢で赤くした細切れをちらし・稲荷ずしに用いる」とある。

 とすると、いわゆる紅ショウガが西の文化で、同じものでも赤くないのが東の文化ということになるが、そこのところを検証してみたい。

梅酢
ご意見 祖母は毎年大量の赤ジソとともに梅干を漬けますが、その汁とシソで紅ショウガも漬けます。文句なしの自然の色で、これがまた強烈にすばらしい濃いピンク色を呈します。細く切れば素敵な紅ショウガです。
 ただし梅酢に漬かっているので、梅の香りもしてとても酸っぱいです。紅というより真紅ショウガですが、これが祖母の作るちらしずにのると最高ですよ(ピンクのしま猫さん)

 しま猫さんのおばあさんはどこにお住まいなのであろうか。西日本?

 本来の紅ショウガの漬け方をなさっているらしい。これなら私も食べられそう。

 豊下製菓の豊下さんから以下のメール。

真っ赤な紅ショウガ
ご意見 かつては合成着色料一点張りだった紅ショウガですが、同じような色調で野菜系天然着色のものもあるようです。無着色系・合成薄紅系・天然薄紅系・合成真っ赤系・天然真っ赤系・柴漬系の6種があり、さらに国産原料使用・中国産国内加工・中国産純血種他に分類できそうです。

 確かにスーパーの棚を見ているとこのような分類がよくわかる。無着色系のものはちょっと魅力。今度買ってみようかな。

 でも真っ赤なものには危険が潜んでるそうである。

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