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グルメ・トラベル

おしゃれに楽しむ旬の梅 新感覚スイーツ、ワインとも

2017/6/20

おしゃれな洋風梅干し。勝僖梅の「梅チーズ」

 6月は梅の季節。梅に含まれるクエン酸は胃腸の働きをよくし、疲労回復や老化防止の効果も期待できます。暑さで体調を崩しやすいこれからの季節にうれしい食材です。

 この時期はスーパーにも梅が並び、梅干しや梅酒を手作りしている人もいると思いますが、最近は市販の梅商品もバラエティーに富んでいて見逃せません。従来のイメージをくつがえす、おしゃれな梅グルメを紹介します。

■ワインやシャンパンにも合う洋風梅干し

 贈答用の高級梅干しメーカーである勝僖梅(和歌山県和歌山市)では2017年4月に、ワインやシャンパンにも合う洋風梅干し「梅チーズ」を発売しました。

勝僖梅「梅チーズトリュフ仕立て(備長)」(左、税込み972円)、「梅チーズトリュフ仕立て」(右、税込み864円)

 ピューレ状にした梅干しに、フランス産のコンテチーズを削ったものを練り合わせ、直径2~2.5センチのボール状にしてトリュフのように仕上げたもので、まわりにはおろしたパルミジャーノをふんわりまとわせてあります。

 味は2種類。1つは、ピューレにハイビスカスのパウダーを加えた「梅チーズトリュフ仕立て」。梅干しの酸っぱさを想像して食べてみると、酸味がかなり控えめなことに驚きます。ハイビスカスのフルーティーさやパルミジャーノのうま味あるミルク感と相まって、とても上品な味わい。なめらかな食感も新鮮で、ワインのおつまみにぴったりです。

 もう1つは、梅ピューレにパウダー状の備長炭を加えた「梅チーズトリュフ仕立て(備長)」。パルメザンチーズを軽くいぶしてあり、ほのかな薫香も楽しめます。

 同社では、国内の梅干し需要の伸び悩みを背景に、5年前に欧米の食品見本市などへの出展をスタート。ただ、梅干しそのままでは外国人に受け入れられにくかったため、和から洋へと発想を転換したといいます。

 「外国の方でも食べられる洋風梅干しを考えるなかで、梅チーズにいきつきました。外国人の需要を取り込むことで、洋風化した日本人の需要も同時に取り戻し、ひいては日本の梅干し文化を守ることにもつながると考えています」(勝僖梅専務の鈴木崇文さん)

 5月に開催された試食イベントでは、外国人観光客から「甘くてしょっぱくてクリーミー。とてもおいしい」という声もあったそう。商品は店頭のほかオンラインショップでも購入できます。

■スイーツ感覚で食べられるフルーティーな梅干し

 和歌山の老舗梅干しメーカー、丸惣の「ウメ スウィーツ マリアージュ」は、「梅干し=漬物」という概念ではなく、スイーツとして開発された斬新な梅干しです。

丸惣の「ウメ スウィーツ マリアージュ」。左からマンゴー、メープル、ストロベリー(各1000円/1瓶50グラム入り)

 特大サイズの紀州南高梅の梅干しをシロップや果汁で味付けしたもので、味はマンゴー、ストロベリー、メープルの3種類。1瓶50グラムは天然調味料を使用した漬け汁で満たされ、なかにはだいたい2~3粒の梅干しが入っています。

 マンゴー果汁をたっぷりと加えたマンゴー味は、梅干しのすっきりとした酸味にマンゴーのフルーティーな甘味と香りがいいアクセント。ヨーロッパ産のイチゴ果汁を加えたストロベリー味は、イチゴの香りと甘酸っぱさがしっかり感じられます。一番人気のメープル味は、天然のメープルシロップに漬けこんであり、やさしい甘さがクセになります。

 「日本の伝統食である梅干しを、現代の食生活に合った形で残していきたいという思いから開発しました。特徴のあるメープルシロップや果汁を探し出し、梅干しと組み合わせたときに納得いく味になるよう配合に苦労しました。マンゴー味とストロベリー味は2種類の果汁を組み合わせています」(丸惣の芝邦浩社長)

 商品は2016年4月に発売され、今年1月には「おもてなし」の精神あふれる製品やサービスを世界に紹介していくためのプロジェクト「OMOTENASHI Selection」の2017年度第1期の受賞商品にも選出されました。さらに3月には、「食」に精通した女性たちが新しい食のトレンドを発信するプロジェクト「FOODEX美食女子グランプリ」銀賞も受賞。商品は和歌山県内の土産物店のほか、同社の通信販売でも購入できます。

 そのまま食べるだけでなく、ドレッシングに混ぜたり、漬け汁のシロップをお湯やソーダで割ったり、アレンジもいろいろ。暑くなるこれからの季節は、冷蔵あるいは冷凍して食べると、手軽に塩分やミネラルが補給でき、熱中症対策にもなります。小瓶に入った見た目もかわいいので、ギフトにもよさそうです。

■ハーブ梅酒や梅酒カクテルが楽しめる「梅酒BAR」

梅酒BARの梅酒カクテル5種。中央は、パイナップル梅酒をマンゴーフレーバーの紅茶で割った南国風の「トロピカル梅酒」

 最後は、おしゃれに梅酒を楽しめるイベント「梅酒BAR」。東京駅前の「ホテル龍名館東京」内の和食店「花ごよみ東京」で、8月31日(木)までの期間限定で開催中。梅酒30銘柄が、飲み放題(2時間制)2700円(税込み)で楽しめます(ショット価格は税込み500円から)。

 梅酒はすべて和歌山の酒造大手である中野BCのもので、品評会で日本一に輝いた3銘柄「紅南高」「緑茶梅酒」「ハッサク梅酒」も勢ぞろい。女性には、エルダーフラワーを使った新作のハーブ梅酒「花梅酒~elder flower~」もおすすめとのこと。1瓶720mlあたり、ヨーロッパ産のエルダーフラワー800輪分のエキスをぜいたくに使い、マスカットのようなナチュラルな甘い香りとハーブの華やかな風味に心が安らぎます。

 30種類の梅酒のほかに、5種類のオリジナルの梅酒カクテルもあり、こちらも人気。

 「梅酒BARは2013年から開催しており、年々ラインアップを増やしています。女性のお客様を中心に大変ご好評をいただき、昨年に続いてご来店される梅酒ファンの方もいます。少量でお出しすることもできますので、体調を崩さない範囲でたくさんの種類をお試しいただき、お気に入りの梅酒を見つけてみてください」(龍名館広報部の山口沙織さん)

 8月31日までの梅酒BARの開催期間中には、梅の実をすべての料理に使用した「ミニ会席」(梅酒の飲み放題がついて6000円、税込み・サービス料別)も提供。料理もドリンクも梅づくしを堪能できます。

 古くから日本で愛されてきた梅干しや梅酒。今年はひと味違うスタイルでおしゃれに楽しんでみては。

※価格は特記がない限り税抜きです。

(取材・文 GreenCreate)

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