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コクヨがショップとカフェの直営複合店 限定品そろう

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日経トレンディネット

コクヨは2017年5月26日、東京・千駄ヶ谷、原宿駅竹下口から徒歩3分程度の好立地に、直営店「THINK OF THINGS(シンク・オブ・シングス)」をオープンした。1階が店舗とカフェ、2階がレンタルスペース兼スタジオという構造になっている。カフェの営業はコクヨ初の試みとなる。

コクヨは現在、ステーショナリー、オフィスファニチャー、通販・小売りの3つを柱にしているが、その3つの部門が交差する施設となるのが、このTHINK OF THINGSだ。今回のプロジェクトリーダーを務める鈴木貴志氏は、「顧客と直接つながることができる直営店で得られる反応と、それを製品にフィードバックすることが、この施設の目的」と語った。

店舗責任者の星剛氏は「仕事と生活の境界を越え、その両方に刺激をもたらすようなショップを考えている」と説明。その言葉通り、店内には文房具だけでなく、事務用品にアレンジを加えて生活の中でも使えるようにした雑貨、家具や調度品、植物やバッグなど、オリジナル商品とセレクト商品を展開。コクヨという名前から思い浮かべる製品とはひと味違った製品が並ぶ。

時を超えて長く愛されている普遍性を持つ「TIMELESS」、文具と家具の中間的な製品や異素材を組み合わせたものなどを開発する「BRIDGE」、従来品の用途を変えてみたり、視点を変えた提案をする「VIEW CHANGE」、完成品ではなく、ユーザーが使い方を考えることで完成する「HALF MADE」。この4つのキーワードを柱にした製品をTHINK OF THINGSで提供し、また、そこから生まれたアイデアを次の製品に生かすためのアンテナショップの役割を担うというのが、この施設の位置付けだ。

3階にはコクヨの社員が自由に使えるオフィススペースがあり、そこでアイデアが吟味され、2階のスタジオで実際に作ったり試してできたものを1階で販売、そのフィードバックが3階のオフィスで検討されるという循環構造を持つのも、THINK OF THINGSの大きな特徴。「半年に1度のペースで新商品を展開できるようにしていくのが目標」とプロジェクトリーダーの鈴木氏は話す。

本格的なコーヒーとコッペパンがウリ

1階のカフェは、三軒茶屋の「OBSCURA COFFEE ROASTERS」がプロデュース。ハンドドリップによる本格的なコーヒーが楽しめる。ハンドドリップは浅煎りと深煎りが選べ、さらに、それぞれ2種類の豆から選ぶことが可能。本日のコーヒーと合わせて5種類から味を選べるわけで、これはもう本格的なカフェといえるだろう。筆者は浅煎りのルワンダをハンドドリップでいただいたが、果実感のあるスッキリした後味のとてもおいしいコーヒーだった。

飲み物はそのほかに、アイスコーヒー、ラテ、キャラメルラテ、アフォガード、ハーブティー(カモミール、ピーチフレーバーローズヒップ、ルイボスミント)、ジュース(オレンジ、アップル)、ビール(ハートランド)と、かなりの充実ぶり。本日のコーヒーが350円~、ハンドドリップコーヒーが500円~。ビールが650円とリーズナブルなので、気軽に利用できるカフェといえる。

食べ物は、コッペパンに具を挟んだ総菜パンが中心。ハム&チーズ、ツナ、たまご、コロッケ、鶏ささみ、唐揚げ、サーモン&アボカド、ローストビーフ、とんカツとそろう。価格は350~550円。ほかに、ブルーベリー&チーズ、いちごチーズ、あん&チーズといった甘い系の具のコッペパンと、あげパンといった菓子パン系。こちらはサイズが小さめで1個250円。総菜パンはかなりボリュームがある。

ショップは限定品が充実

ショップには、ここでしか手に入らないオリジナル製品がそろう。例えば、もともと測量業務のために開発されたのだが、屋外でも使える耐久性のあるハードカバー仕様が人気になり、現在はヤチョラーと呼ばれるファンも多い「測量野帳」のオリジナルバージョンや、測量野帳を入れるための専用缶、測量野帳をくるりと包むノートカバー、ファイルボックスと金属フレームを組み合わせたキャビネットなど。異素材や異なる用途だったものを組み合わせた「BRIDGE」的な製品だ。

また、各種のクリップをびんに詰められるだけ詰めて購入できるクリップバイキングや、コクヨのオリジナル用紙「MIO PAPER」を使ったシンプルな無地のノートといった、普遍性のある「TIMELESS」的な製品も用意されている。さらに、賞状を入れる紙筒を短くしてペン立てなどに使えるようにした製品や、汎用的に使える六角形の革製ケースといった、ちょっと視点を変えて用途を広げた「VIEW CHANGE」的な製品も豊富だ。

直営店ならではのサービスとして、測量野帳とオリジナルノートの購入者は、500円で表紙に箔押しで名入れできるコーナーがある。文字は英数記号を20文字まで。縦組も横組も可能。オリジナルノートはA5とB6の2サイズから選べる。箔は金と銀と白から選べる。注文書に必要事項を書いてスタッフに渡すと、その場で丁寧に箔押しをしてくれる。好みの文字が表紙に入ったノートは、予想以上にオリジナリティーがあって、自分だけのノートを手に入れたぜいたくな気分になる。これは「HALF MADE」的なものなのだろう。プロジェクトリーダーの鈴木氏は、「コーヒー片手にショップ内をブラブラ歩けるように商品の棚を配置している。商品を見ているうちにアイデアが生まれたり、相乗効果が生まれればうれしい」と話す。

ほかにも、さまざまなイベントを開催予定。オープンから3日間は、コクヨの昔からの製品である洋式帳簿の小口をマーブリングで染める技術を応用したしおり作りの実演が行われた。営業時間は10時から20時までと、やや閉店は早いが、駅から近いわりに人通りが少ない場所なので、原宿近辺でちょっと休みたくなったとき、打ち合わせのスペースを探しているときなどに重宝しそうだ。

(文・写真 納富廉邦)

[日経トレンディネット 2017年6月1日付の記事を再構成]

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