家計

もうかる家計のつくり方

子供のため… シングルファーザーの気負いが家計圧迫 家計再生コンサルタント 横山光昭

2017/6/14

PIXTA

 2年前に妻と離婚し、一人息子を引き取った男性会社員のTさん(37)が相談に訪れました。離婚後、子どもを保育園に預けながら子育てと仕事を両立させてきました。最近、保育園の保護者会で園児の小学校入学のことが話題に上り、子どもの教育についていろいろと考えさせれたというTさんは「教育費がためられるのか」とだんだん不安になってきたそうです。

 Tさんは職場の理解と協力で、自宅へ持ち帰る仕事はあっても残業はほとんどなく、土日も基本的に休みなので、子どものために計画的に時間を使うことができます。一方、仕事以外の時間は家事はもちろん、子どもと遊んだり、塾やプール、英語教室に通わせたりしていて、自分の時間はほとんど取れません。

■元妻からの養育費も使い切る

 月々の収入は元妻からの養育費も合わせて38万円強。しかし、そのほとんどを使い切っています。「ほかの社員と同じように残業して休日も仕事ができれば収入をもっと増やせるが、今の自分には無理。ただ、大人と子どもの2人だけの生活には困らないくらいの収入もあるはずで、必要なことにしかお金を使っていないつもりなのに、なぜ毎月ほとんど残らないのか……」。そう嘆くTさんと一緒に、どんな支出が不要なのか、なぜ貯蓄できないのかを考えていきました。

 家計簿はアプリを利用してつけていましたが、つけるだけにとどまっていました。またマンションを購入して住宅ローンを支払っていますが、借り入れ金利は高くないので、借り換えなどせず様子をみることにしました。食費をみると、自炊はある程度頑張っているようですが、やはり男性なので難しい面もあり、総菜や外食が中心。Tさんの仕事中の昼食代もあります。

 水道光熱費は割と気にしないで使っており、通信費は固定電話のほか、光回線のインターネットを利用。加えてスマートフォン(スマホ)、タブレット端末の利用料がかかっています。洗剤やシャンプー、リンス、トイレットペーパーなども買いだめしがちで、なおかつ使い過ぎる傾向にありました。

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