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ぬりえ貯金でインスタ映え いいね!続々、やる気継続

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NIKKEI STYLE

さまざまなヒットを生み出しているインスタグラムに、「インスタ映え」する「貯金」も出現した。インスタ映えしてお金がたまり、ストレス発散にもなるという「ぬりえ貯金」とは何か。

1年間続ければ、6万6795円貯まる

「ぬりえ貯金」 とは、500円玉だけを貯金して10万円ためるような「小銭貯金」と「ぬりえ」を組み合わせたもの。「1回貯金したら、1つ、ぬりえを塗る」というルールがある。

ぬりえ貯金にはいくつかのパターンがあるが、多く見かけるのは「365日貯金」だ。

シートには365個のイラストが描かれており、イラストの中には「1」から「365」までの数字が記されている。毎日、どこかの数字に合わせて小銭を貯金し、貯金したら、その金額と同じ数字が書かれたイラストを塗りつぶす。これを365日続けると6万6795円になる。

このぬりえ貯金が「インスタ映えする」ということで、多くのユーザーが自分の「ぬりえ貯金」を撮影し、シェアし始めた。「#365日貯金シート」というタグで検索すると、カラフルな色で塗られたさまざまな「ぬりえ貯金」写真が表示される。完成したらインスタグラムにアップしようという気持ちが、貯金するモチベーションのアップにつながるのだろう。

このぬりえ貯金シートの作者の一人として知られるのが、インスタグラムユーザーの「もぐさん」。2016年1月にオリジナルのぬりえ貯金シートをインスタグラムで披露した。

「それまでよく見かけたのは、エクセルのような表組みを塗りつぶす貯金シート。飽き性の私にはむいていませんでした。そこで、『大人のぬりえ』とミックスすれば楽しく続けられるシートができるのではないかと思い、自分で絵を描いてみたんです」(もぐさん)

もぐさんがアップしたぬりえを見た人から、「このシートが欲しい」というコメントが殺到したため、インスタグラムユーザーのイラストレーターたちがよく利用するコンビニのネットプリントサービスを使って配布。多くの人がぬりえシートを入手し、完成した作品をインスタグラムに投稿した。

宝島社が17年1月に発売した『みるみる貯まる! 私のお金ノート術』にも、もぐさんのぬりえが付録についている。担当編集の佐藤瑞恵さんによれば、「昨年5月に『夢をかなえる!私のノート術』というムックを出したところ、家計簿とぬりえ貯金の反響が大きかったので、改めて『お金ノート』という形で出版しました」。佐藤さんの予想通り、ムックの売り上げは好調だという。

ゼブラ(東京・新宿)も、もぐさんが新たに描き起こしたぬりえ貯金シートを無料でダウンロードできるコーナーを用意した。「ぬりえ貯金を通じて、手書きの良さを多くの人に感じてもらえれば」とゼブラ広報の池田智雄さんは狙いを語る。17年4月14日のコーナー開設以来、ダウンロード数はすでに1万を超える。

池田さんによると、今回のぬりえ貯金の背景には「コロリアージュ」というぬりえのブームがあるという。

繊細で複雑な絵に着色する「コロリアージュ」が日本ではやり始めたのは、15年ごろ。細かい部分をきれいに塗るためには集中力が必要で、「ぬりえに集中することでストレス解消になる」というネットの口コミから人気を集めた。「コロリアージュをきっかけに『大人のぬりえ』ブームが広がり、現在の『ぬりえ貯金』人気へと発展した」と池田さん。「ストレス解消」と「貯金」と「インスタ映え」が結びついたのが「ぬりえ貯金」ということらしい。

「楽しい」要素があるから最初の一歩に最適

「貯金が苦手という人にとって、『楽しい』という要素があるぬりえ貯金は、最初の一歩として有効」というのは、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さん。

「年金制度や日本経済の先行き、人工知能(AI)などの新技術に職を奪われるのではないかという理由から、将来に不安を抱え、貯金の必要性を感じている人は増えている」と花輪さん。「ただ、どう始めればいいかがわからない人も意外に多い」。そのきっかけとして、楽しみながらできるぬりえ貯金は向いているという。

実際、インスタグラムで「ぬりえ貯金」をシェアしている人の投稿を見ると、「飽き性なのですが、これなら楽しく続けられそうです」「自分用と子供用にプリントして、一緒に楽しく貯金しています」「1シートたまったので、次は〇〇のためにもう1シート始めます」などのコメントが書かれている。これまで貯金が続かなかった人にとって、「ぬりえ」が貯金を継続させるきっかけになっているのだろう。

花輪さんによると、「ぬりえ貯金」のように、お金を見える化するのは貯金をする場合に有効だという。ウェブやアプリの家計管理サービスを使って資産推移をグラフにしたり、前月との残高の違いを目で見て楽しんだりする方法もあるが、「ぬりえ貯金のように手描きで楽しみたいのであれば、通帳に色鉛筆でメモを描きこんだりするのも手です」。例えば、給料から天引きをしている場合は、通帳に赤鉛筆で「給与天引き」とメモ。臨時収入が入った時は、その全額を貯金し、青鉛筆で「○○さんから○○祝い」というように内訳を記入する。「このように通帳にメモをつけることで、貯金を崩しにくくなる効果もあります」

最後に自分でもオリジナルのぬりえ貯金シートを作ってみたい人に向けて、もぐさんに描き方のこつを教えてもらった。

「ほとんど感覚で描いているんですが、『なるべく均等に絵が散らばるように』とは意識しています。大きい絵を先に描いてから、小さい絵で隙間のバランスを見て埋めていく感じですね」

貯金ができて、ストレス解消になり、インスタ映えもするぬりえ貯金。楽しむならオリジナルで挑戦してもいいかもしれない。

(ライター 井上真花=マイカ)

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