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「コンラッド大阪」の全貌 200mからの眺望が見事

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日経トレンディネット

ヒルトングループの最上位ブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」の日本での2軒目となる「コンラッド大阪」が、2017年6月9日、大阪・中之島の超高層ビル「フェスティバルタワー・ウエスト」に開業した。

4月17日に街開きした同ビルの33階から40階に入り、総客室数は164室。2005年に開業した「コンラッド東京」よりも規模は小さめだが、全客室から壮大なパノラマビューを望めるのがウリだ。部屋の広さも50平米以上と都心部のホテルとしては国内最高クラスとなっている。

ヒルトングループが1986年に開業した「ヒルトン大阪」は、梅田の1等地に立地し、幅広い層から根強い人気がある。今回、最上位ブランドで勝負に出た理由について、コンラッド大阪の総支配人、カラン・シン氏はこう語る。

「ヒルトン大阪は長年の実績があり、サービスも好評だ。大阪の市場も安定して伸びているため、2軒目を出すなら大阪ということになった。次世代のスマート・ラグジュアリー・トラベラーをターゲットにし、ホテルに滞在するだけではなく、街や人、地元の文化とのつながりなどゲストの感性をインスパイアするような旅の体験を提供していく」

宿泊者に占める外国人比率は約半数を想定。コンラッド東京も似た状況だという。中之島エリアは今後、国際的な会議や展示会などビジネスの拠点に位置付けられることから、商用目的の外国人客が増えることが期待されるからだろう。

そこで、大阪の新たなランドマークとなるコンラッド大阪の中身を内覧会で探った。

地上200メートルからのパノラマビュー

コンラッド大阪のエントランスはタワービルの西側1階にある。キラキラと輝く巨大な光のアートシャンデリアが出迎えるホールから一気に40階へ。エレベーターを降りるとすぐに巨大なガラスの吹き抜け空間があり、眼下には大阪の街並みが広がる。「地上200メートルから遠くに連なる山々までを一望でき、すばらしい景色」と、カラン総支配人も自慢する絶景が魅力。他の外資ホテルも高層階からの眺望を特徴のひとつにあげるが、コンラッド大阪ではどの客室、レストラン、施設からもパノラマビューを満喫できることがウリになっている。

もう一つ、中之島にふさわしい取り組みといえるのが、現代アート作家の作品を館内随所に展示していることだ。江戸時代の中之島は、天下の台所である大阪の商いの中心だったが、近代に入ると学校や文化施設が建てられ、情報と文化の発信地でもあった。現在は、国立国際美術館や大阪市立科学館などがあり、文化・芸術の拠点になりつつある。

40階のロビーエントランスで出迎えるのが、風神雷神像をモチーフに大小さまざまな白い球体で創られた高さ約5メートルの彫刻作品「Fu/Rai」。京都を拠点に国内外で活躍する彫刻家、名和晃平氏が手がけた。圧倒的な存在感を放つ現代の風神雷神像を鑑賞しながら通路を進むと、ここがホテルのロビーであることを忘れてしまいそう。その先のスカイバー&ラウンジには、光の反射と風できらめく大きなカーテンのようなインスタレーションも。新進気鋭の日本人作家を中心に国内外のアーティストたちによる独創的なアート作品は全389点。ホテルでありながらまるで美術館のような佇まいと作品の数々が、このホテルの一番の見どころかもしれない。

客室は全室50平米以上の広さ

客室はスタンダードタイプのデラックスルームが120室、エグゼクティブルームが36室で全室50平米以上。大阪市内では最大級の広さも強みだ。どの部屋からもパノラマビューを望むことができ、全室禁煙。内装や調度品には、日本の伝統美と現代アートを融合したデザインが採用されている。

1室しかないコンラッドスイートの面積は220平米で市内最大級。ラグジュアリーだけどシックな部屋の中心には真紅の漆の円形バスタブが置かれ、なんとも印象的。広いラウンジとダイニング、バー、パントリー、ベッドルーム、ウオークインクローゼットで構成され、ちょっとしたパーティーでも開けそうな広さだ。ちなみに、8月5日開催予定の淀川花火大会を観賞するプランはすでに満室だが、他の部屋なら予約可能(5月24日時点)。夏の夜空に広がる大輪の花火を独り占めできるのも、ホテルのコンセプトである"天空のアドレス"ならではのぜいたくといえる。

"食い倒れの大阪"を満喫するならレストランゾーンも気になるところ。内覧会では料理は披露されなかったが、どのコーナーもヒルトンの最高級ブランドにふさわしい空間が広がっていた。

オープンキッチンでのライブ調理を1日中楽しめるビュッフェスタイルの「アトモス・ダイニング」をはじめ、4つの鉄板焼きカウンターと全9席のすしカウンターがゆるやかにつながる和モダンな空間「蔵」、本格シーフードグリル料理の「シーグリル」、そしてビジネスミーティングや歓談に使える「40スカイバー&ラウンジ」と、4つのレストラン&バーを用意。料金は寿司ランチ5600円~、ランチビュッフェ平日4700円、アフタヌーンティー4000円などでビジネスシーンでも重宝しそうだ。

1時間でも楽しめるオリジナルの旅プラン

会員制のスパ&フィットネスクラブには、長さ20メートルのインドアプールと最新機器を完備したジム、大阪ならではのメニューを体験できるスパがある。会員でなくても利用できるのはスパのみ。桜や梅、しょうがなど日本古来の伝統文化や季節を取り入れた特別なトリートメントのほか、日本酒バスやお香ヒーリングなど大阪産を使ったオプションメニューも用意されている。

コンラッドでは、1時間、3時間、5時間という限られた時間内でその街を堪能できるオリジナルプラン「コンラッド1/3/5」を提供。例えば、コンラッド東京では、1時間で楽しむ人気の焼鳥屋や、3時間のそば打ち体験など、お薦めの店や楽しみ方を紹介している。現在、大阪でも内容を検討中で「大阪ならではのユニークな体験ができるプランを考えている」という。

外資系ホテル戦争が激化?

大阪市内にはここ数年、外資系ラグジュアリーホテルが相次いで進出。2010年に開業したマリオットグループの「セントレジス大阪」に続き、2013年に「インターコンチネンタルホテル大阪」、2014年にはあべのハルカスに「大阪マリオット都ホテル」が開業した。

大阪を訪れる外国人観光客も急増。2016年には前年比31%増の約941万人となり、東京を上回るペースで増えている。観光庁の宿泊旅行統計調査によると、今年2月の客室稼働率はリゾートホテルで95.7%と全国一。ビジネスホテル、シティホテルでも85%超の高い水準で推移し、ホテルの新設ラッシュも続く。大阪では今後、ラグビーW杯などの大型イベントが開催されるほか、国際博覧会とカジノ併設の統合型リゾート施設を誘致する計画もあり、市場拡大への期待はますます高まっている。そんななか、ヒルトンが大阪で30年ぶりにオープンするコンラッド大阪は、富裕層を誘客できる新たなホテルとして注目を集めそうだ。

(ライター 橋長初代)

[日経トレンディネット 2017年5月29日付の記事を再構成]

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