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博多大吉 「空気を読む」に特化、タレントパワー躍進

タレントパワーランキング2017

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NIKKEI STYLE

2017年の「タレントパワーランキング」で最も異彩を放ったのが博多大吉だ。総合で9位、芸人部門ではタモリに次いで2位。これまでの調査では、芸人で総合トップ10に入るのは、明石家さんまのような誰もが認める大物がほとんど。近年では15年に有吉弘行が10位に入ったが、番組の顔としてMCをいくつもこなしているという意味で想定内だった。大吉のようにメインではなく、アシストで番組を支えるタイプが上位に入るのは、異例のこととなる。

日経エンタテインメント!が年1回発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー、マツコが連覇 新垣、星野が急浮上」をご覧ください)

博多大吉に調査結果を伝えると、少し動揺した様子で困った表情を見せた。

「えっ、僕がこんなに上なんですか? コンビでも芸人で3位?(少しの間絶句。沈黙の後)…いやいや、おかしいですよ。僕らが2位と3位なんて。この調査って、福岡で聞いてます?

実感なんてないです。もう全然、分からないですね、はい。こんなに何もないことは珍しいぐらい『無』です。さんまさんやダウンタウンさん、くりぃむしちゅーさんとかは今さらベタだから、変わったつまみみたいに、博多華丸・大吉推しにしておけば通っぽいとか、多分そんな感じじゃないですか。僕らよりすごい人はいくらでもいますし、恐れ多いです」

16年末の『M‐1グランプリ』での審査員が大きかったのではと聞いてみても、「いえいえ」と恐縮するばかり。そんなところが好感度につながっていそうだが、今のバラエティー界での自身の立ち位置についてはどう感じているか。

「台本を読めばどういう番組を作りたいのか、カンペを見ればどんな役割が求められているのかは大体分かるので、それは一生懸命やります。空気を読む、顔色をうかがうことに特化しているので。

今のバラエティーって、ロケでもスタジオでも、とにかく全部撮って編集するスタイルが主流なんです。1時間番組を2~3時間かけて収録するのが当たり前で、あらゆるパターンを撮るんですね。ある番組では、ご当地の料理を食べて感想を全員が言うんです。最後のほうになると、もう言うことがないんですよ(笑)。それでも絞り出さないといけない。内心、『何でこんなに全部やるんだろう』と思うこともありますが、幸い、顔に出てないのかしら(笑)。

結局、『ENGEIグランドスラム』(フジ系)のようなネタ番組もあるし、トーク番組もあって、素を見せなきゃいけないときもあれば、ひな壇にぽこっと入って機を見て何かするとか、もう『全部出せ』なんですよね。エピソードトークだって必須条件で、これができないと今のバラエティーでは厳しいんじゃないですか」

ジャニーズとの共演で衝撃

「なかでも、『裏回し』なんて言葉もありますが、ゲストから話を引き出して、その人にスポットが当たるようにする役回りは多いなと感じます。以前は、自分のことだけやっていればよかったんですが、そういうことを任される立場になったんだなと。昔はそれをMCの方が全部やっていたんでしょうけど、今は分業制になっているのかもしれないですね。そのなかで自分の仕事が評価されているとすれば、とてもうれしいですけどね」

4月からは、松岡昌宏との新番組『二軒目どうする?~ツマミのハナシ~』(土曜24時50分/テレビ東京)が始まった。松岡とは、14年からの『トーキョーライブ22時』、15年からの『イチゲンさん』に続いての共演となる。

「夢みたいですよねぇ。松岡さんと普通に連絡取り合ったりするようにもなりましたし。テレビでジャニーズの人たちがお酒を飲むこと自体が今までなかった光景だし、いろいろな意味で時代が変わってきているんでしょう。

さっきは『何もない』と言いましたが、14年から『トーキョーライブ』でナナナの声()をやり始めてしばらくは、認知度の広がりの実感は確かにありました。その頃僕はキャリア24年ぐらいで、『アメトーーク!大賞』も取ったし、バラエティーは制覇するぐらいたくさんの番組に出させてもらっていて、ある程度売れている自信があったんです。でも自分がいたのは『お笑い島』っていう小さめの領土で、実は海の向こうに『ジャニーズ大陸』っていうのがあるのが分かった(笑)。

ナナナのときに、『博多大吉って意外と面白いね』と言われてめちゃくちゃうれしかったんですけど、実はショックでもあって。『知らなかった、大吉があんなにしゃべれるなんて』って、僕としては『えっ、今までずっとやってきましたけど…』という感じで(笑)。おそらく、こういう調査に名前が出るようになったのはその頃だと思います。だからジャニーズ大陸の皆さん、カズレーザーとか知らないんじゃないですか、意外と(笑)」

4月からは若手芸人のチャンスとなる番組が複数スタートした。今のお笑い界に思うことは?

「そういう番組が続いてほしいですよね。若者のバラエティー離れって、同世代が活躍していないからっていうのもあると思うんです。やっぱり、今はこれだけ中堅がひな壇を牛耳っているので、若手1組だけ来られても、彼らも無理だしかわいそう。これからは団体戦でいったらいいんじゃないですか。40代芸人と20代芸人が、5人ずつ10人でひな壇に座るとか。新日本プロレスの『複数スター制』というか、スター1人が100稼ぐのではなく、10人のレスラーが10ずつ稼ぐみたいな。今はそんな気運なんじゃないかなと思います」

※テレビ東京のマスコット「ナナナ」がアシスタント役であり、その声を担当した。

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2017年6月号の記事を再構成]

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