――インターンシップは実施していますか。

「夏と春です。当社では、『ビジネスマスタープログラム』と呼んでいて、01年から始めました。1年生から参加できます。2週間のものが多いですが、職場やコースによって期間も異なります。あまり画一的ではありません。『やりたい部署、手を挙げて』と声をかけ、名乗りを上げた職場が実施しています。多くの部署がやっていて、これはソニーのカラーだと思います」

「我々にとっては、学生のみなさんも大事な消費者です。彼らの商品に対する意見を聞くのは、開発や生産を考えるうえで大事な要素になります。その点も、インターンシップに対して現場のモチベーションが高い理由だと思います」

エントリーシート、「学歴不問」打ち出す

――ソニーはエントリーシートの生みの親ともいわれます。現在のものは、どういった内容ですか。

「エントリーシートを始めたのは1991年です。そのころ、私は採用部門ではないですが、人事にいました。今は『プロフィールシート』という名前ですが、内容は昔とほとんど変わっていないと思います。大きく分けると、学校での研究やゼミの活動、学外活動、ソニーのどんな商品に興味があるか、ソニーに対する印象の4点です」

「当時、採用選考に使う主な書類は履歴書のようなもので、学校名や経歴のほかに志望動機を書く欄がある程度でした。そこで、これまで何をしていたのかを応募者に書いてもらい、読んで会いたい人を面接に呼ぼう、という流れをつくりました。それまでも学校名は不問だったのですが、それをもっとよくわかるように伝えようと考えたのです。これがエントリーシートの始まりです」

「今も、1枚のエントリーシートを3人から5人の社員が読んでいます。エントリーシートを書くプレッシャーや迷いを考えると、非常に大変だと思います。しかし、単なる履歴書で選考するより、互いにいいだろうと思います」

――エントリーシートは、今では多くの会社が採用しています。

「自分たちが始めたことが、多くの企業で採用されたのは、やはり方向がよかったのだろうなと感じています。うれしいですね」

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