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香りウォークマン、物探しタグ ネット参加型でヒット

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日経トレンディ

消費者に支援を募るクラウドファンディング。ここ数年は、家電メーカーが製品開発に活用する動きが加速中だ。用途が限定されるニッチなモノが主流だが、2017年上半期は次世代のスタンダードになり得るクラウドファンディング発ヒットが続々と生まれた。その代表格が、"香りのウォークマン"と称されるソニーの「AROMASTIC」だ。

「香り」を持ち歩く新文化を創造

携帯型のアロマディフューザーで、ウォークマンが音楽を携帯する文化を生んだように、香りを持ち歩いて楽しむ新たなスタイルを提案。15年11月に同社のクラウドファンディングサイトで支援を募ったところ、1000万円という野心的な目標額にもかかわらず2カ月足らずで達成。一般発売後も計画をしのぐ勢いで売れている。

革新的なのは、1本で5つの香りを楽しめること。本体先端部に専用カートリッジをセットして側面のボタンを押すと、空気の流れに乗って香りが吹き出す仕組み。カートリッジには5種類の香りが封入され、ダイヤルを回すだけで瞬時に香りを切り替えられる。

また、噴出量を絶妙にコントロールし、すぐに香りが消えるのも斬新。電車内やオフィスなど、周囲に気兼ねせずどこででも使える。「アロマの需要は女性中心だと考えていたが、企画・開発を進めていくうちに意外に男性にも受けることがわかった」と、開発した新規事業創出部OE事業室の藤田修二氏は驚く。コーヒーやタブレット菓子の代わりにリフレッシュ用に使う男性も多く、アロマ市場の裾野を広げた。

販路拡大で忘れ物防止タグが急伸

忘れ物や落とし物を簡単に探し出せるIoTタグも、クラウドファンディングを経て17年に一般化した。市場をけん引する「MAMORIO」(MAMORIO)は、利用者同士で落とし物を探し合える機能を備えるのが特徴で、15年末に一般販売を開始。今年に入って家電量販店や百貨店に大々的に並び始め、劇的に広がりつつある。3月時点の累計出荷数は、16年1月の100倍以上になるほど急伸した。

異端メーカー参入で市場活性化

上半期は、炊飯器市場に2つの新風が現れてブレイクした。愛知ドビーの「バーミキュラ ライスポット」は、鋳物ホーロー鍋とIH調理器がセットになった炊飯調理器。16年11月に先行予約が開始され、僅か3カ月で2万台を受注した。一方、17年1月にはバルミューダも「BALMUDA The Gohan」を発表して参入。「蒸気で炊く」という新機軸を打ち出し、計画をしのぐ好調な売れ行きを見せた。

革新的な入力機能に脚光、3カ月以上も入手困難続く

レノボジャパンの「YOGA BOOK」は画面が360度回転する2in1タブレット。タッチキーボードとペンタブレット機能を併せ持つ「クリエイトパッド」を備える。16年10月に発売されると、3カ月以上も入手困難な状態が続く人気に。17年3月の1kg未満のノートPC販売台数ランキングでは首位に立った(BCN調べ)。

ブレイク候補もクラウドファンディングから

クラウドファンディング発の、これから"化ける"原石もある。じゅうたんにこぼしたコーヒーなどの汚れを掃除機で"水洗い"できる、世界初の掃除機用クリーナーヘッド「スイトル」(シリウス)だ。掃除機のホース部に接続して使うもので、水を噴射しながら同時に吸引も行う画期的な仕組み。16年10月にクラウドファンディングを開始すると、支援が殺到。目標の10倍以上となる1165万円超を集めた。テレビ通販やホームセンターなどでも販売が始まる見込みで、ブレイク間近だ。

究極のポータブルマシン上陸

パソコン市場ではポケットに収まる"極小"マイクロノートPCに注目だ。米国のクラウドファンディングサイトで目標額の1500%超となる300万ドル以上を集めたのが、中国GPD technologyのノートパソコン「GPD Pocket」。キーボードを備えながらも重さは僅か480gと、携帯性の高さは群を抜く。今後日本でも、一般販売が始まる見込み。

有機ELテレビ、日本勢参入で新たなトレンドに

一方、定番のデジタル機器では、「小型化・薄型化」が極まる。テレビで注目なのが有機ELだ。ディスプレー部の厚さが4mmを切る"壁に張れる"テレビをLGエレクトロニクスが17年5月に発売。続いて、ソニーも17年6月に発売した。

甘酒ブームの主戦場が"自宅"に

栄養の豊富さが再認識され、健康志向の女性を中心にブームとなっている甘酒。最近では、「自宅で作る愛好者が増えつつある」(ロフト)。それを受け、各社は発酵食品メーカーを投入。例えばIDEAの新商品は、シンプルなうえ操作も簡単で、女性を中心にヒットしそうだ。

音声アシスタント、"本命"のアマゾン上陸が目前に

話しかけるだけで家電を操れたり、ネット通販で買い物ができたりする音声アシスタントスピーカーを、IT企業や家電メーカーが開発。なかでも本命が、アマゾンの「Amazon Echo」だ。米国ではすでに爆発的ヒットを記録。年内には日本に本格上陸するとみられる。

ARスマホが次世代スマホの定番へ

16年12月に発売されたレノボジャパンの「Phab 2 Pro」は、GoogleのAR技術「Tango」に対応した世界初の携帯端末。3つのカメラで空間の奥行きまで認識できる。ASUS JAPANが「ZenFone AR」を夏に投入するのを口火に、下半期はARスマホが増えそうだ。

(日経トレンディ編集部)

[日経トレンディ2017年6月号の記事を再構成]

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