出世ナビ

学校のリーダー

開成を蹴っても都立西高 ハーバードの授業体験も 都立西高校の宮本久也校長に聞く

2017/5/27

東京・杉並にある都立西高校

 全国屈指の名門公立高校、都立西高校(東京・杉並)。かつてはライバルの都立日比谷高校と東大合格者数を競い、100人以上が進学した実績もある。私立の中高一貫校が台頭するなか、都立高は不振に陥ったが、再び浮上。開成高校など最難関校を蹴ってまで進学する生徒も増加している。「文武二道」の西高を訪ねた。

■西高、東大アメフト部をけん引

 「足がつりました」――。5月中旬、東京・杉並の閑静な住宅街にある西高の広いグラウンドで、アメリカンフットボール部の選手たちが猛練習していた。足がつるなどは日常茶飯事だ。西高の宮本久也校長は「5月下旬からの関東大会出場が決まりましたからね」とうれしそうに話す。西高アメフト部が誕生したのは1948年で、高校アメフト界の草分け的な存在だ。

 同部は、関東学生1部リーグの強豪、東大アメフト部でも一目置かれている。「東大のアメフトは創部60年ですが、西高と戸山の両都立高校出身者が引っ張ってきたんです。現在の主将の遠藤翔くんも西高出身。彼は数少ない高校時代からの経験者で2年の時から試合に出ています。今は開成や麻布高校の出身者が多いですが、都立高が復活していますから、また西高や戸山の出身者が増えてくるんじゃないですか」と東大アメフト部前監督の竹之下健三氏は話す。

 東大ではアメフトだけでなく、野球部でも西高出身者が活躍している。16年に東京六大学野球で、桐生祥汰さんは、東大野球部から12年ぶりにベストナインに選出された。西高ではテニス部も度々都立戦で優勝するなど、とにかく部活の盛んな学校だ。

■部活加入率141%

 「部活の加入率は141%(2016年度)です」(宮本校長)。文化系の部は兼部することも多く、結果的に100%を超えているという。運動部のなかには朝練、昼練、そして午後の部活と1日3回も練習にあてる生徒もおり、授業中もスポーツウエア姿が目立つ。自由な校風で、部活が盛ん。とても進学校とは思えぬ雰囲気だ。

出世ナビ新着記事

ALL CHANNEL