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タレントパワー急上昇 星野源1位、りゅうちぇる2位

タレントパワーランキング2017急上昇編

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NIKKEI STYLE

2017年の「タレントパワーランキング」で、16年からスコアを大幅に伸ばした人をランキング化した「急上昇TOP30」で1位になったのが星野源。主題歌も担当したドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の大ヒットが認知度を押し上げた。2位のりゅうちぇるはバラエティー番組への出演急増が理由。この1年で、一気に認知度と関心度が伸びた顔ぶれをランキングで見てみよう。

日経エンタテインメント!が発表している「タレントパワーランキング」は、アーキテクトが3カ月に1度実施している、タレントの「認知度(顔と名前を知っている)」と「関心度(見たい・聴きたい・知りたい)」の調査を基に、2つのデータを掛け合わせて「タレントパワースコア」を算出、ランキング化したものだ。(調査の詳細は総合編の「タレントパワー、マツコが連覇 新垣、星野が急浮上」をご覧ください)

今回の調査では、星野源がスコアを16年から21.0ポイント伸ばし、断トツで急上昇1位となった。もともと高かった関心度はキープしながら、主題歌も担当した連ドラ『逃げるは恥だが役に立つ』がヒットしたことにより、認知度が大きく上がったことが躍進につながった。『逃げ恥』出演者では、6位に石田ゆり子、7位に新垣結衣が入っており、すでにキャリアのある女優の支持も押し上げる結果に。石田ゆり子の部下役を演じた成田凌も、26位にランクインした。

2位には、15.2ポイントアップしたりゅうちぇるが入った。15年9月の『行列のできる法律相談所』(日テレ系)をきっかけに、バラエティー出演が急増して認知度が上昇。16年は『モニタリング』(TBS系)などで数々のドッキリにかかり、予想をはるかに超えるリアクションで爆笑を生み出した。同世代のバラエティタレントでは、藤田ニコルが22位に入った。

変幻自在な演技力で高橋一生4位

例年、「急上昇」に数多くランクインする朝ドラ俳優では、16年前期の『とと姉ちゃん』でヒロインの恋の相手役を演じた坂口健太郎が14.1ポイントと大幅にスコアを伸ばして3位に入った。同作の序盤に登場した加藤諒も9位となったが、他のニューフェイスは16年後期の『べっぴんさん』を含め、上位には届かなかった。

4位には、13.5ポイントスコアを上げた高橋一生がランクイン。『僕のヤバイ妻』など、変幻自在な演技力で魅了し、世間の高橋本人への興味が顕著に。17年NHK大河の『おんな城主 直虎』や、17年1月期の『カルテット』出演など話題が尽きず、人気が加速した。

16年に急上昇ランキングで3位だった菅田将暉は、今回も5位。16年は9本もの映画に出演し、CMも6本増と、怒涛の活躍を見せた。

そのほか、スポーツ選手では、日本ハムの優勝に貢献した大谷翔平が8位。個性派俳優の躍進も見られ、前述した9位の加藤諒のほか、10位にムロツヨシが入った。この2人の共通点は、バラエティーでも他の出演者に引けを取らないこと。加藤はインパクトのある容姿とダンス、ムロツヨシは豊富なエピソードトークを武器にバラエティーでも存在感を示した。

認知度はこれからという伸びしろがある新顔では、CM出演が目立った桜井日奈子が12位、映画『青空エール』など、青春ストーリーの相手役の筆頭・竹内涼真が16位、ヒロインを演じたアニメ映画『君の名は。』が大ヒットした上白石萌音が25位に入った。

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2017年6月号の記事を再構成]

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