20年20台!津田大介がたどり着いた理想のノートPC

理想のノートパソコンを求めて数多くのモデルを使ってきた
理想のノートパソコンを求めて数多くのモデルを使ってきた

僕が今使っているノートパソコンはパナソニックのレッツノート20周年記念最上位モデル「SZ6」。CPUが第7世代インテルCoreプロセッサー、メモリーが16GB、SSDが2TBというハイスペックマシンだ。ボディーカラーがゴールドなので金髪と相性が良く、購入の決め手になった……というのは冗談で(笑)、僕がノートパソコンに求めるスペックをすべて備えているところが気に入っている。

ノートパソコンに求める3つの条件

僕は外で仕事をしたり出張に出たりすることが多い。そのワークスタイルを可能にするため、ノートパソコンに求める絶対条件が3つある。

まず、光学ドライブを内蔵していること。しばしば外出先で映画のDVDを見てコメントしたり、ラジオでかける音楽をMP3ライブラリーからCD-Rに焼くといった状況がある。そういう場合にパソコンにドライブが付いていないと、外付けドライブを持ち歩くか、データを持ち出すためにいちいちリッピングしなければならない。ドライブがあればその必要はないし、CD-Rをその場で焼いて渡すこともできる。今ならばブルーレイ対応の光学ドライブが望ましい。

次に、ストレージがハードディスクではなくSSDであること。ハードディスクが初めてSSDに変わったときの衝撃はすごくて、「ノートパソコンがここまで実用的に問題ない速度になるのか」と感じたものだ。バッテリーは持つし、ソフトの起動もスタンバイからの復帰も格段に速い。故障の心配も減る。外を移動しながら仕事をすることが多い僕にとっていいことずくめなのだ。

3つ目の条件は、SIMカードスロットを備えていること。昔はスマートフォンのテザリングやモバイルWi-Fiルーターで十分と思っていたのだが、数年前にレッツノートMX3で初めてSIMカードを付けたところ、ディスプレーを開けてすぐネットにつながるのがこれほど便利なものかと驚いてしまった。今ではこの作業環境が手放せない。

レッツノートSZ6 20周年記念最上位モデルは200台限定で2016年秋に発売され、現在は完売。津田氏が所有するのは天板に七宝柄が施された50台限定のさらに希少なモデル

端子の豊富さが「対応力」の高さに

このモデルの前に使っていたのはVAIO S11で、光学ドライブこそ付いていなかったものの、すごく気に入っていた。ただ、一つだけ残念だったのはプロジェクターにつなぐ端子がD-subしかなかったことだ。講演などをするときにD-subのほうが使えるところも多くていいのだが、プロジェクター側がHDMIに対応しているときはHDMIを使いたい。ところが、VAIO S11はUSB-CからHDMI用のアダプターを付けて出さなければならず、そのアダプターがなくなってしまったり……。レッツノートにはD-subもHDMIも両方付いている。アップルを筆頭に、おしゃれノートになればなるほど端子が省かれる傾向がある中で、このレッツノートは今でも有線LANの端子まで付いている。

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歴代のノートパソコンを振り返ると・・・