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鈴木ともみの気になるハナシ

女性ピン芸人が大活躍 お笑いにもダイバーシティー?

2017/5/17

 ゴールデンウイークも終わり、お盆の夏休みまであと3カ月あるなぁ……と、ネジを巻き直して仕事に取り組んでいるビジネスパーソンも多いかと思います。

 私もちょうど今、ギアチェンジをしているところですが、走り続けるためにはストレスを解消するリフレッシュタイムが必要です。

 私にとってのリフレッシュタイムは、お笑い番組を見る時間です。最近、お笑い番組を見ていて気づくのは、女性ピン芸人たちが頑張っているなぁということ。

■ブルゾンちえみさんの細やかな気遣い

 今年一気にブレークしたブルゾンちえみさんを筆頭に、平野ノラさん、ゆりやんレトリィバァさん、横澤夏子さんなど。トークバラエティー番組のひな壇といわれる位置に、一人は女性ピン芸人が座っていることが多くなってきました。

 特にブルゾンさんの場合はテレビで見ない日はないのでは?というくらいブレークしています。「ブルゾンちえみ with B」として演じているキャリアウーマンのネタが、ブリリアンというイケメンお笑いコンビを従えていることから、様々な番組で「with B」の場所に他のお笑い芸人、場合によっては番組の告知で出演している俳優やジャニーズのタレントまでもが加わるスタイルが成立し、同じネタでも多様に演じられることが視聴者を飽きさせない理由になっているように感じます。

 その一例が、ブルゾンさんが日本テレビの特番『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり 日テレ系人気番組No.1決定戦2017春』に出演した時のことです。NEWSの小山慶一郎さん、Hey!Say!JUMPの中島裕翔さんと共に「ブルゾンちえみWith J」としてネタを披露し、喝采を浴びました。しかも、ブルゾンさんが本来、男性に腰かけて「35億!」のセリフを決めるところ、2人に気を使って腰をかけずに体を少し浮かせてフィニッシュしたことから、多くの女性ジャニーズファンからネット上で「さすがデキる女だ。ファンへの気遣いがある」と称賛されていました。

 ブルゾンさんの人気の理由の一つに、キャリアウーマンネタで強い女のキャラを演じながらも、こうして端々ににじみ出る女性らしい繊細さが視聴者に伝わっていることにあると思います。

 2017年2月に開催されたピン芸人日本一を決める『R-1ぐらんぷり2017』の決勝戦で、ブルゾンさんは1回戦でネタをとばしてしまい、CM明けでは涙目に。その時もネット上では「素直でかわいらしい」「まだまだこれから!」「この真面目さに好感が持てる」など、ブルゾンさんをフォローするコメントであふれていました。ブルゾンさんに好印象を持っている視聴者が多いことを感じます。

■女性らしさを生かして笑いに

 お笑いの世界は元来、男性が中心であり、一昔前までは女性芸人が女性っぽさを出すこと自体がタブーとされる風潮がありました。

 これまでのお笑い文化の変遷をたどると、人気のある女性芸人は自身の容姿を自虐したり、顔芸や滑稽な姿をさらけ出したりすることを笑いに変え、いってみれば、男性化することで笑いをとる傾向にあったといえます。

 それが今回の「R-1ぐらんぷり」でブルゾンさんをはじめ、決勝に進出した女性芸人5人の顔ぶれ(ブルゾンちえみ、ゆりやんレトリィバァ、横澤夏子、石出奈々子、紺野ぶるま)を見ると、いずれも体を張ってどれだけ男芸人に近づくことができるかという芸ではなく、独特の世界観の中にいる女性や、マイペースであったり自意識過剰であったりする女性そのものを扱ったネタが多いことに気付きます。しかも皆が芸歴の浅いアラサー女子なのです。

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