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ペットの介護を考える デイサービスやホームも

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NIKKEI STYLE

犬も猫も長寿になり、老後期間が長くなっている。老化のスピードには個体差があり、症状もさまざまだが、足腰が立たなくなったり認知症が出たりと、介護が必要になる比率は、猫よりも犬のほうが高いようだ。ペットの加齢対策をまとめた。

◇  ◇  ◇

適度な運動で筋肉量を維持

犬の加齢による疾患としては、変形性脊椎症や関節症、家庭内で足を滑らせて症状を悪化させる椎間板ヘルニアなどが多い。グラース動物病院(東京・杉並)の小林豊和院長によれば、背中や関節の痛みから散歩を嫌がるようになり、運動量が減って筋肉量が落ちていく。足腰が立たなくなると、介護が必要な状態になってしまうことも少なくない。

また、生活習慣病によって体力が落ち、起き上がれなくなることもある。

もう一つの介護要因が認知症だ。平均寿命が延びたことで、犬の認知症も増えている。中・小型犬は13歳、大型犬は10歳を過ぎた頃から兆候が現れ、進行していく。1カ所をぐるぐる回ってぶつかったまま身動きが取れなくなったり、おとなしい性格だったのに攻撃的になったりする。昼夜が逆転し夜中に遠吠えをすることも。

こうした時期を少しでも遅らせるためには、一つは適度な運動で筋肉量を維持させることだ。食事に気を付け、腎機能に問題がなければ、タンパク質を適量とらせる。犬の年齢とペースに合わせて散歩をし、ドッグランを利用するなどして、適度な刺激を脳にも筋肉にも与える。

もう一つは「適正体重を維持すること」と小林さん。肥満は軟骨やじん帯にも負担をかけ、関節炎などの痛みの症状を早くから引き起こしかねない。心不全や肝機能障害などの病気も引き起こす。

介護生活に備え、家の中でも排せつできるようにしておくことも大切。高齢になって排便の回数が増え、そのたびに外出するのが難しくなるからだ。

また犬種によっては、遺伝的に出やすい病気もある。例えばダックスフントなど、胴が長い犬種は椎間板ヘルニアになりやすい。分かっていれば、滑りやすい床にはカーペットを敷き、階段の上り下りはさせないなどの対策も。認知症のメカニズムは明らかではないが、日ごろから注意深く見守り、兆候をいち早くキャッチして、声掛けやスキンシップを心がけたい。

それでも介護が必要になった場合、どうすればいいか。飼い主の選択肢は2つ。自宅で介護するか、老犬老猫ホームに預けるかだ。まず自宅介護からみていこう。実はペットにも、ヘルパーが自宅に来て介護してくれる訪問介護や、日中だけペットを預けるデイサービスがある。

施設・サービス、充実度は様々

ただし、人間の介護と違い、ペットの場合はケアマネジャーはいないし、介護保険もない。飼い主自身が信頼できる依頼先を探し、利用料を払う必要がある。サービス費用が気になるが、利用料には幅があり、訪問介護は1時間程度の訪問で3000~4000円、デイサービスが1日4000~5000円、ショートステイは1泊5000~7000円が目安。

利用頻度によっては費用もかさむが、「自分だけで抱え込まず、誰かの手を借りることで、飼い主自身の心身の健康を維持できる」と、ペットの訪問介護サービスを提供するキャットワンペットサービス(東京・大田)の津山知寿子さんは、サービスのメリットを強調している。

一方、自宅での介護が難しい場合は、老犬老猫ホームに預ける選択肢がある。ただ、情報サイト「老犬ケア」で老犬老猫ホームを紹介しているリブモ(東京・大田)の森野竜馬さんは「施設やサービスの充実度は千差万別」と話す。リブモが掲載するホームは、スタッフが施設やサービスを現地でチェックしているという。

老犬老猫ホームは、「コンパクトだが頻繁に面会に行ける都市型や、ペットが伸び伸びと遊べる郊外型」など、タイプもさまざま。施設を選ぶときは「立地と金額だけで選ばず、スタッフの数や犬舎の衛生状態、動物病院との連携などの確認を」と森野さんは話していた。

(「日経おとなのOFF6月号」より再構成。文・中城邦子)

[日本経済新聞夕刊2017年5月13日付]

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