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「生涯未婚率」上昇続く 広がる男女差、背景に再婚

2017/5/15

「現代は独身でいても不自由なく生活を送ることができる人が多くなった。ノーベル経済学賞をとったゲーリー・ベッカー教授は結婚に経済的なメリットがあるとして理論を構築したが、結婚が独身に比べて経済的メリットが大きいとは必ずしもいえない」

――とはいえ、単身の高齢者が増えると社会保障が心配だ。

「たしかに貯蓄が少ない高齢者が増えることが想定されるので、社会保障による手当てが必要になる。日本ではかつて、結婚しない女性が尼寺に入るなど、社会の主流から外れた人を受け入れる仕組みがあった。現在でも新たなセーフティーネット(安全網)を検討すべきだろう」

――未婚化は少子化ともセットだ。

「世界をみれば、フランスや北欧など結婚しなくても子どもを育てられるのが常識だ。日本でも現実には結婚前に子どもができる『できちゃった婚』が増えている。日本でも将来は婚外子を認める風潮になるかもしれない」

――結婚したいという人への経済学的なアドバイスはないか。

「今はお見合いの代わりにインターネットを使った結婚紹介業が普及している。経済学の中には望ましいパートナーを選ぶための『マッチング理論』というのがあり、一部の結婚紹介サイトでは理論を使ってパートナーを選べる時代だ。ただ本当に結婚したい人はそうしたサイトをもう利用しているはず。そうではない人に結婚を強制するのはおかしいことだろう」

(高橋元気)

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