出世ナビ

デンシバ Spotlight

「生涯未婚率」上昇続く 広がる男女差、背景に再婚

2017/5/15

心配されるのが、男性が単身のまま年をとることです。みずほ情報総研の藤森克彦主席研究員は、60代男性の単身者の割合が05年の約10%から30年には20%まで高まると推計しています。天野さんは「女性よりも孤立しがちな男性の単身高齢者が増えるのは社会不安につながる」と指摘しています。家族の支えがないといざという時に福祉に頼るほかなく、その態勢は十分ではないためです。

今のところ決め手となるような対応策はありませんが、一橋大学の北村行伸教授は「高齢者のカップル形成を支援するのは意味がある」と話しています。若者の婚活支援ばかりでなく、高齢者の恋愛をもっと応援すべき時代なのかもしれません。

■北村一橋大教授「未婚率上昇、自然な流れ」

未婚率の上昇をどう考えたらいいのか。結婚を経済学の観点から研究している一橋大学経済研究所の北村行伸教授に聞いた。

一橋大学経済研究所の北村行伸教授

――なぜ未婚率が上昇しているのでしょうか。

「日本人がほとんど結婚するようになったのは、明治維新以降に富国強兵のスローガンのもと、政府が兵隊を増やすために出産を奨励したからだとみられる。国策を背景に見合い婚が普及し、社会的なプレッシャーもあってみんなが結婚するようになった。しかし現代は国策という規制がなくなり、結婚市場は自由化された。市場が自由化されれば、2~3割が結婚しないのは異常ではない」

出世ナビ 新着記事

ALL CHANNEL