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リーダーのマネジメント論

「正解率60%ならやる」 LIXIL瀬戸社長の即決法 LIXILグループ社長兼CEOの瀬戸欣哉氏(下)

2017/5/16

LIXILグループ社長兼CEOの瀬戸欣哉氏

 住友商事を経て、工具通信販売のMonotaRO(モノタロウ)など11社を立ち上げた瀬戸欣哉氏は、昨年から社長としてLIXIL(リクシル)グループを率いる。ベンチャーでの経験は、巨大組織の指揮にどう生きているのか。その経営スタイルや、マネジメントについての考えを聞いた。

■常にハンズオン 自分が理解できないことには手を出さない

――リクシルグループはトステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が順次経営統合して誕生。さらに国内外でM&A(合併・買収)を進め、幅広い事業を展開しています。多岐にわたる事業をうまくコントロールできず、危機に陥る例もありますが、「統合」について意識していることは。

 「私が意識しているのは常に『ハンズオン』。つまり、きちんと自ら関与するということです。かなり時間をかけて現場レベルのことまで理解しようと努力し、それが十分にできて初めて他者に任せるタイプです。実際、どんなに多様な仕事があってもそれを貫いてきました。経営者は、自分が理解できないことは、いくら周囲から『もうかりますよ』と言われても、やってはいけないと思います。明日、誰かがやってきて、過去の市場データや今後の予測などを示しながら、『ダイヤモンドは絶対もうかりますから、間違いありません。鉱山を買ってください』と言ったとしても、私は自分自身で調べ尽くした上でやろうという気にならない限り、絶対に買いません。リクシルは幅広く事業を手がけていますが、自分で理解できるという自信があったので、社長を引き受けました」

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